2005年 05月 04日
ゴール30分前
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「8時間耐久」といえば真夏の名物イベント、鈴鹿のオートバイ耐久レースを思い起こしますよね。
それとは違うもう一つの8時間耐久レースが、5月3日筑波サーキットで行われ、サポートとしてはじめて参戦して
きました。



そのレースとは、1チーム2~5人が「自転車」でサーキットを8時間走りその周回数を競う、というもの。
最初聞いたときはなんと酔狂なと思いましたが、参加している人はいたってマジメ(か?)な自転車好きばかり。
トップを狙う本格的なチームから小学生が混じるファミリーチームまで、その数なんと350チーム以上。
1チーム平均4台として1500台近くの自転車(と人)が集まっている計算です。

夜明け直後にサーキットに到着、右を見ても左を見ても自転車ばかり。
お店でも見れないレアモノや高価なロードバイクなどなど、まるでスポーツカーを見る子どものように気分が
盛り上がります。
サーキットでは、自動車と同じで派手なカラーリングやホイールなどのアフターパーツを組んでいるヤツが、
やたらカッコヨク見えます。
「早そうオーラ」プンプンのロードレーサには神々しさすら漂っているのでした。
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These foto by SONY DSC-F77

予定より1時間ちょい遅れの11時10分、快晴の中8時間のレーススタート。
1周2045mのコースを、チームにもよりますが1人平均5周程度走っては交代を繰り返します。
トップチームは約3分で1周、ということは平均40km/h以上。
ピット前のホームストーレートでは50km/hくらいでているはずで、まるで自転車とは思えない「ゴーッ」という
音とともに隊列が駆け抜けていきます。
色鮮やかなロードレーサーに目にまぶしいくらいのユニフォームとヘルメット、これに速さが加わるとちょっと
くやしいほどのカッコよさがあります。

さわやかな5月の空気と夏以上に照りつける紫外線の中、サポートとしてラップタイムを取ったり選手交代を
手伝いながら、途中ちょっとうれしいハプニングもあったりして、気がつけば夕陽の中、最終ライダーを送り出す
タイミング。
「お疲れさま」「行ってらっしゃい」「気をつけて」、ラストスティント残り30分、各車のペースがいっせいに
上がります。
薄暮のなか目の前を駆け抜ける車列は、ヘトヘトのはずなのに隊列に食らいつこうと必死になって走る
ライダーの姿と相まって、鳥肌が立つような迫力でした。
19時10分ゴール、全車でのウィニングラン。
完走を祝福する花火が打ちあがる中、昼間の熱気は去り、湿り気を帯びた5月の夜風が吹き抜けていました。

その後撤収、2次会に流れ込みます。
参加3チーム、総勢約15名、楽しいお酒を飲んでホテルに帰ってなんとか気力でシャワーを浴びたあとは....
数秒で眠りに落ちてました。
起床2時半から始まった、GW中もっとも長く充実した一日でした。

by alfa_driver1972 | 2005-05-04 20:24 | Bicycle


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