2008年 06月 30日
*istDs vs K10D
ブログサイズの写真における*istDsの優位性は、K10Dを使うようになってもよく感じていました。
特にフレクトゴンを付けたときの艶っぽさというかなんというか... じつにいいんですよ。
たかだか600万画素しかない、発売から5年近くが経過するカメラだというのに。
去年K10Dをがんばって買った身としては、少しばかり複雑な心境なのも事実だったりして。

果たしてこの差はなんなのか、撮り比べたら差は出るのか。
というわけで、まことにいまさらながらではありますが、実際にやってみました。



まずはDA16-45で。
各カメラの設定はいつも自分が使っているそのままにしてみました。
天井からの白熱灯のみの照明で、ホワイトバランスはレンズごとにマニュアルでセット。
今回はわかりやすいように、あえてシャープネス以外のレタッチはしていません。
c0053091_23422534.jpg
*istDs + DA16-45 ( ss=1.3s f=9 ISO=200 )
( JPEG 6M 鮮やかモード 彩度:-1 シャープネス:0 コントラスト:-1 )

c0053091_23424873.jpg
K10D + DA16-45 ( ss=1.0s f=9 ISO=200 )
( JPEG 10M 鮮やかモード 彩度:0 シャープネス:0 コントラスト:0 )

シャッター速度が1/3違っていますが、これは画面上の明るさの一致を優先したためです。


次にフレクトゴン。
撮影条件等は上と同じです。
c0053091_23562520.jpg
*istDs + FLEKTOGON ( ss=1.3s f=11 ISO=200 )
( JPEG 6M 鮮やかモード 彩度:-1 シャープネス:0 コントラスト:-1 )

c0053091_23582392.jpg
K10D + FLEKTOGON ( ss=1.3s f=14 ISO=200 )
( JPEG 10M 鮮やかモード 彩度:0 シャープネス:0 コントラスト:0 )

絞りの値が16-45と違うのは、フレクトゴンの絞りはレンズ側の絞り環の調整のためです。
一種の目安程度に思ってください。


どうでしょう?
この画サイズだとパッと見てわかる違いはない気がします。
だけど、たしかに印象としてistDs+フレクトゴンの方が、なんていうか「しっくり」くる感じがあるんですよねぇ...

これはひとつの仮説ですが、istDsとK10Dの大きな違い、それは「ホワイトバランス」じゃないかと。
いやスイマセン、そんなこたぁわかってるって方がほとんどだと思いますが、今回の撮り比べのように
ホワイトバランスをきっちりセットするとほとんど両者に差が出ないんですよね。
これまで2台を使ってきて、istDsのホワイトバランスは「赤転び」、K10Dは「緑転び」が多いような気が
しているのですが、ことフレクトゴンの場合、その特徴のある赤の発色とistDsの色調がぴったり合ってる気が
するのです。

もうひとつがistDsのJPEG画像の線の太さ。
ブログ用に画像サイズを縮小したとき、画素数の違いもあってかK10Dはボヤっとした印象の画になりがちです。
(誤解なきよう... 解像度としては十分以上なのですが、よりシャープネスを効かせなくてはいけないことが多い感じ)
その点istDsはなんだか画が強いというか、どこか男性的な描写で、縮小してもはっきりしてるんですね。
良くも悪くもちょっと派手、ソース顔。
これも、精細感よりも力強い描写が特徴のフレクトゴンとマッチしているというか、そんな気がするのです。

とりとめもない、そしてまことにいまさらながらなハナシではありますが、あらためてじっくり撮り比べすると
わかることもあるかなと。
レンズによる画の違いはもちろんありますが、それと同時に、レンズとデジカメ本体の相性というか、お互いの長所が
うまくはまるとキてる写真になりやすいのかなぁと思いました。
istDsをM42マウントの古めのレンズ専用にするのは、けっこう理にかなった使い方なのかも。

というわけで、K10D+フレクトゴンでしっかりホワイトバランスを取って撮影したのがこちら。
c0053091_0143638.jpg
c0053091_22213.jpg
PENTAX K10D + Carl Zeiss Jena MC FLEKTOGON 35mm f2.4 + AF280T

ひとつ前のエントリーにもけして負けてはないかなぁと。
ハイ、今回いちばん言いたかった(納得したかった)のはソコでございます... チャンチャン。
あらためて、istDsはたいした「名機」だなぁと思いました。




m2tkさんからのご質問、照明の環境はこんな感じです。
c0053091_0284176.jpg
ダイニングの照明(電球型蛍光灯60W相当×2)がテーブルトップと近い(70cmくらい)のがミソです。
ちなみにこの70cmという距離はダイニングテーブルの照明のセオリーです... お料理がおいしく見えますよ。

いつもは三脚は使わず、外付けフラッシュ(ロートルAF280T)を天井や壁にバウンスさせて補助光にしています。
(この写真と上のistDs+カラヘリの写真もそうやって撮ってます)
その場合ssは1/60~1/180くらい、絞りはf=4~8くらいが多いです。
あとはレタッチで白側をすっぽーんと飛ばすと、ブツ撮りにはなかなかいい感じです。

特に撮影用にと思ったわけではなかったのですが、結果的にこのやわらかめの照明と真っ白なテーブルは、
写真趣味的に大正解でありました。

by alfa_driver1972 | 2008-06-30 01:00 | PENTAX K10D | Comments(6)
Commented by studio-hi at 2008-06-30 01:14
どう考えても写真用の机と照明でしょう!(笑)
超素人的感想ですが、K10Dの方が黒がしっかり出ているような気がします。
私もゴンちゃんとの相性は*istDsの方がしっくり来ますが、慣れようと頑張っていますよ。
Commented by m2tk_kaolin2 at 2008-06-30 22:35
ありがとうございます!
照明こんなに近いんですね。70cmかー。
考えた事ありませんでした。勉強になります。
5、6枚目の写真、ゾクッとくるような解像度。たまりません。
それにしてもやっぱりおしゃれだ^^
照明を下げているワイヤー、個人的にツボです。
Commented by alaska-V50 at 2008-07-01 09:59
テーブルトップからの照明距離・・むひひ・・というかHIDEさん、さすがです!

ウチは計算したつもりが85cm位になってるんですが(爆、テーブルを
ホワイト基調の擦りガラスにしたおかげでなんとかなってるんすよーw

ただ、メインフロアの天井も含め傾斜天井なので、(欠陥住宅じゃないスよ 爆)、
固定式の場合、適合する照明が非常に限られるのが何とも痛いところでして・・

・・テーブルネタONLYで2時間酒、いけるなこれ(爆

先日のお祭りの際にもK20D+12-24mm、Ds+アポランの2台体制
で挑みましたが、どうもDS+アポランの方がしっくりと(笑

>画が強いというか、どこか男性的な描写で

なかなか良い表現無かったんですが、有難うございます。これです。

それと遠い太鼓。これもナイスですね。好きな1冊です(笑
Commented by alfa_driver1972 at 2008-07-01 22:05
>Hさん
本当にまったく写真のことなんて考えてなかったんですけどね。
結果オーライとはまさにこのことでして(笑)。

K10Dの方がたしかにちょっと黒いですね。
露出の微妙な違いとコントラストの設定の差かもしれません。
あとDsの方がMFがしやすい気もします。

HIDE
Commented by alfa_driver1972 at 2008-07-01 22:08
>m2tkさん
いえいえ、参考になれば幸いです。
この照明、意外と光が柔らかくて、近づけても陰ができなくて重宝してます。
ブツ撮りはちょっと強めにあてたほうがシャープネスがあがってきれいに撮れるみたいですね。

にしても、おしゃれって言ってもらえてちょっとうれしいです(笑)。

HIDE
Commented by alfa_driver1972 at 2008-07-01 22:12
>FOXさん
こりゃあFOXさんとはまだまだ酒飲まんといかんですなぁ(笑)。

距離はだいたい60〜80cmくらいみたいですね。
すりガラスのテーブルかぁ、ウチもガラス系にするか白系にするか迷った迷った(笑)。
傾斜天井とはなかなか変わってますねぇ、きっとおしゃれな部屋なんだろうなぁ。

K20D相手でもDsは善戦してるみたいですね。
ま、もちろん慣れもあると思うんですけど、ホントあなどれない描写です。

「遠い太鼓」そこ突きますか... 語ると長いですよ(笑)。
この本のせいで我が家の新婚旅行(=ワタシの初海外)はギリシャでしたから。
いやぁ、いい国だったなぁ... また行きたい場所のひとつです。

HIDE


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