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2010年 01月 08日
GTAという存在の大きさ
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147TSから147GTAに乗り換えて18ヶ月。
オドメータは50,000kmを間近に控え、20,000kmを共にしたことになります。
短い時間ながらよく走ったものです。
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憧れだったGTAという“存在”、アルファロメオV6エンジンの魔力。
存在感、速さ、締め上げられたボディ、足回り。
どれも想像以上、期待以上のものでした。
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駐車場からGTAを出すたび、そのスタイルにほれぼれとしました。
流麗かつスポーティーなイタリアンデザイン。
ヌヴォラホワイトというスペシャルなボディカラーは光によってその表情を変え、シャープにもグラマラスにも見えました。
私のクルマ遍歴の中で、文句なく一番のクールビューティーでした。
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手放すことを決めてしまった今でも、ほんの少し後悔の念があります。
こんなすごいクルマ2度と出会えないぞ、乗れないぞ、所有できないぞ。
クルマをめぐる環境、そして自分自身をめぐる環境。
GTAほど存在の大きなクルマを所有することは、これが最初で最後かもしれません。
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クルマっていったいなんなんでしょう? 自分にとってどんな存在?
クルマ好きの端くれとしてはもちろん「いいクルマ」に乗りたい。
いいクルマってどんなクルマ? 速いクルマ? 高級なクルマ? 新しいクルマ? いや古いクルマかも。
どれも魅力的、どれだって欲しい。
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...だけど現実を見てみよう。
クルマは趣味でもある以上に、自分たちの生活になくてはならないもの。
カバンを積んで旅行にだって出かけるし、スーパーに買い物にだって行く。
細い道もあれば、渋滞だってたくさん。
遊びに行った帰り道はヘトヘトに疲れてることもある...
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GTAはやはり「特別」なクルマでした。
そんなこと最初からわかってて買ったんだろう? と言われるとぐうの音も出ません。 
だけど、所有してみないと実感できないことってたくさんあるのです。
重たいクラッチや取り回しの悪さがジワジワとボディーブローのように効いてきて、そういった小さな積み重ねのせいか、
GTAはとても重く、大きなクルマに感じられるようになってきました。
カッコよくてどんな寒さにも負けないけど、着るのに少しだけ気合が必要なレザージャケットのような。
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最初は我慢できていても、そのうちそれがストレスになり、時として嫌いになりそうになる。
乗るのが億劫になり、なによりドライブが楽しくなくなる。
自分たちが疲れていたりすると、さらに拍車がかかったり。
すべての道が高速道路だったり夜の首都高だったり箱根だったりしたら最高のクルマなのですが、現実はそうじゃない
シチュエーションの方がはるかに多いわけで...

そろそろ身も蓋もない結論ですが...
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自分たちがクルマにいちばん求めるもの、それは「軽さ」で間違いないようです。
乗り味の軽さ、着心地の軽さ。
GTAはモダンアルファの中では屈指のクルマ濃度、アルファロメオ濃度で僕たちを楽しませてくれましたが、いささか
その濃い味に当てられてしまった感があります。

原点回帰。
次はもう少し軽快なクルマ生活にスイッチしてみようと思います。
肩肘を張らず、気楽に付き合える存在。
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なんとなく答えは見えてきましたね... 今週末、いよいよ納車です。

by alfa_driver1972 | 2010-01-08 00:42 | alfaromeo 147GTA | Comments(26)
2009年 10月 01日
GTAとの1年 (46,500km)
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赤から白へのチェンジから早一年。
夏の終わりにはじまったGTAとの生活は、冬を越え春を駆け抜け暑さに耐え、また秋を迎えようとしています。

この1年を振り返ってみると、残念ながら平穏無事というわけにはいきませんでした。
軽い接触事故を起こしてしまったり(完全に私のミス)、取り回しの不慣れから下回りをこすってみたり。
ただ、そんな不甲斐ない乗り主起因のアクシデントをのぞけば、GTA自体はそう大きなトラブルは出ませんでした。
オドメーターを見ると納車時3万km手前だったのが、すでに46,000kmオーバー。
車検やらなんやらで1ヶ月以上乗らなかった時期があったにも関わらず、けっこうな距離を走っています。
その割には立派なもんではないかと。

とはいえそこはアルファロメオ、ラテンなクルマ、まったくなにもないわけでもありませんでした。
自分のためのメモの意味も含めて列挙してみます。

・エアフロメーター誤作動(30,000km)
 これは以前の記事にも書きましたが、納車当初から"MOTOR CONTROL SYSTEM FAILURE"というエラーが
 出ていて、その原因がエアフロメーターの不調だったというもの。
 新車保証で無償交換、その後はいっさいエラーは出ていません。

・ブレーキジャダー発生(30,000km)
 これも一度書きましたね。高速でのブレーキングで振動が出ていました。ローター研磨で解決。
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・クラッチレリーズシリンダー交換(38,000km)
 カミサンが一人で運転しているとき、「クラッチが戻ってこなくなった」との緊急TELあり。
 ありゃ、出てしまいましたか。
 アルファロメオではけっこう定番なトラブル、クラッチレリーズシリンダーがお亡くなりになったようです。
 (レリーズシリンダーはクラッチを戻す側の油圧装置、マスターシリンダーは押す側)
 幸い何度かクラッチを踏むと戻ってくるようなので、気をつけて家まで帰るようにと指令。よく考えたらひどいハナシだ。
 (それで戻ってくるカミサンも大したもんだ)
 マスターシリンダー側は車検時にオイル漏れがあるということで無償交換していたのですが、レリーズ側は異常なし
 ということで交換せず。その後2ヶ月でこのありさま。ついてないです。
 交換はディーラーにて。約1時間の作業。パーツ代と工賃で約3万円なり。

・パワーウィンドースイッチ交換(40,000km)
 運転席側のパワーウィンドウスイッチが接触不良で動いたり動かなかったり。コツをつかめばきちんと動作するので
 実用上困りはしないのですが、あまりスマートではないのでさっさと交換。ただし新品でスイッチユニット(Assy)を
 買うと3万円以上します。そこで某オークションで探すとラッキーなことに左ハンドル用を数千円で落札できました。

 交換はいたって簡単。
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 赤丸のビスを外すとスイッチユニットをごそっと引き抜けます。
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 あとはコネクターを2つ外して交換するだけ。交換後は快調です。

・ポジションランプ切れ(45,000km)
 これはトラブルというよりは消耗品交換なのですが、GTAの場合はちと事情が違いまして。
 なんとポジションランプを交換するにはバンパーの脱着をしなくてはならないのです。
 ディーラーに依頼すると工賃だけで1万円なり。
 さすがに交換のたびにその金額はイタイ、ということでいい機会だとLEDポジションランプに交換することにしました。
 下調べもせずスーパーオートバックスに行くと、詳しいお兄さんが適合表には載っていないLEDランプを見つけてくれました。
 (ちなみに147(前期)のポジションランプはH4W(12V/6W)というちょっと変わったものです)
 参考までに交換した商品はBREX社の"STICK BAX BULB"というもの。詳細はリンク先を見ていただくとして、いわゆる
 「キャンセラー」内蔵のタイプでないとランプ切れ警告が出てしまうようです。

 このお店では数千円でバンパー脱着込みで交換をやってくれるらしい。そりゃ安いってことで交換までお願いしちゃいました。
 LEDポジションランプは2個で1万円ちょっとしましたが、今後交換しなくていい(はず)と思えばいつか元は取れますかね。
 今まで黄色い光だったのが青白い光になって、HIDとよく似合っています。満足満足。

・右リアランプ接触不良(44,000km)
 上のポジションランプとまったく時期を同じくして出たトラブル。
 147はランプ切れ警告が付いているのですが、まず「ポジションランプが切れてるよ」とピーッ、次に「ブレーキランプが
 切れてるよ」とピーッ。調べてみるとポジションランプはたしかに切れていますが、ブレーキランプは(そのときは)切れて
 いませんでした。
 こりゃ警告システムがおかしいんだろうとあまり相手にしてなかったのですが、ポジションランプを交換後も警告が消えず。
 はじめはLEDポジジョンランプの不調を疑ったのですが、点灯動作には一切問題なし。そのうち警告システムも混乱してきた
 みたいで「ブレーキランプ切れてるよ」「フォグ切れてるよ」「ポジション切れてるよ」... えーい、いったいどこやねん!
 半ば意地になって全ランプを再調査してみると、右リアランプ全体が時々接触不良を起こしているようです。
 コネクターをグリグリしてみるとついたり消えたり... こいつか!
 そのコネクターを見るとアース線がこげています。もともと接触が悪くてスパークが飛んでいたみたい。
 こりゃコネクター交換だなとDIYはギブアップ、ディーラーに対処を依頼。
 ころがっていた中古コネクターと差し替えてくれたようです。工賃のみ5千円なり。
 イタ車の警告はどっちがエラーなんだかよくわからないところがツライです。
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・塗装もろもろ
 接触事故でフロントバンパー交換。
 パレット型の自宅立体駐車場にいれるときサイドステップをこすること、私とカミサン1回ずつ。
 GTAの小回り効かなすぎ! というのはまったくの言い訳で、運転技術の未熟さを痛感しております...
 
ざっと思い出す限りではこんなところですかね。
多いと見るか少ないと見るか、個人的には気にならないレベルではありますが... 参考になりませんね。
原因がはっきりしないトラブルはイヤですが、切り分けができるものはスッキリしてて、ダメージは少ないです。

そのほかにはオイル交換が3回、フィルター交換1回。
懸念事項としてはタイミングベルト回りの交換という大物が残っています。
距離的にそろそろやばそう...
ブレーキパッドもかなり減っています、次はもう少し効くやつにしたいな。




最後に、1年つきあってみての感想を。

思ったより「熱くない」なというのが最近の印象です。
踏んだら踏んだだけ、切ったら切っただけたんたんと仕事をこなすような、意外と冷静沈着なキャラの持ち主な気がしてきました。
"GTA"というネームから想像されるほど扇情的ではないように思います。

ひとつに、エンジンにしろ足回りしろ、想像以上にしっかりしているというのがあります。
簡単にはとっちらからないんですね、その前に運転手が負けちゃう。
もうひとつ、そのパワーを解き放てるシーンがなかなかない、というのもあります。
熱くないというよりは「熱くできない」が正しいのかな。

よくパワーが控えめなクルマを指して「使いきるたのしみがある」なんて言いますよね。
これまではその言葉をすべては理解できなかったのですが、パワーがあるクルマ(といってもたかだか250psなのですが)
に乗ってその気持ちがよくわかるようになりました。
まあこれって、隣の芝生はなんとかってやつなんですけどね。
TSに乗ってるときは「モアパワー!」でしたから... 贅沢なもんです。

そんなわけで、たまにV6エンジンを上まで回せるときはいまだに新鮮だったりします。
なにごともエコ優先な昨今、それは背徳な快感すら感じ... いやいやいや。
そうそう、トータルな燃費は7-8km/l台、基本設計が30年前の3.2Lエンジンにしてはまあ悪くないでしょう。

こんなクルマに乗れるのもこれが最後かなと思います。
相変わらずクルマは大好きですが、たのしさだけを最優先に選べる時代はそろそろ終わりかもしれません。
また、自分自身のクルマへのスタンスや接し方、使い方も変わってきています。
クルマイジリをとんとしなくなったし(自宅の駐車場でできなくなったことが大きい)、アフターパーツなんてまったく興味が
なくなってしまいました。
「ただ走るだけ」の時間も減ってしまいました。
次はもう少し小さい、経済的なクルマがいいかなぁ... 「小粒でピリリと辛い」くらいが目標ですかね。

とかなんとか言いつつ、GTAとの生活はまだまだ続きます。
だって、ぜんぜん飽きてませんから。
こう見えて(?)意外と付き合いだすと長いタチなのです。

by alfa_driver1972 | 2009-10-01 01:28 | alfaromeo 147GTA | Comments(14)
2009年 08月 28日
夏色の箱根
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ここ数日すっかり秋めいてきて、ちょっと記事を上げるタイミングを逸した感もありますが...
早朝の箱根は、さわやかな空気の中にもまだまだ「夏」を感じさせてくれました。

かれこれ約1年ぶりの朝箱。
すっかり回数は減ってしまいましたが、早起きしてちょっと元気に山の中を駆け回るのはいつも爽快のひと言。
ひさしぶりなんだかどうだかよくわからないいつものメンツ、クルマのラインナップも変わってたり変わってなかったり。
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左から2代目、1代目、2代目。
Janoさんの赤い(赤黒い?)147もすっかり貴重な存在になりましたね。
最近は街中でも初期147の姿を見かける回数が減ってしまった気がします。
初代オーナーのみなさま、お元気ですか?
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我が家の2代目GTAも、納車から早1年弱。
あんま乗ってないなぁと思いきや、オドメーターは約15,000kmを追加で刻んでいます。
今年2月の車検後は特にトラブルも無く、すっかり馴染みの存在。
そういえば今回は箱根の山坂道で飛ばしても、恐怖心が出なかったなぁ... いろんな意味で気をつけないと。
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いつものヤギさんコーナーにはロータスの軍団がずらり。
エランの横に女性のうしろ姿... なんかいいですね。

芦ノ湖をあとにして、これまたいつものCafe Giulia。
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外の席に陣取って、おいしい空気とおいしい朝ごはん。
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これだけ遊んでもまだ朝の9時過ぎ、たまの早起きはすごく得した気分になれます。

しかしこの日はまだまだイベント盛りだくさん。
さっき朝ごはん食べたのに早くも豪華な昼ごはん。
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夏も終わるけどまだまだスタミナつけとかなくちゃね、って誰に言い訳してるのか...
あっさりと上品な湘南の鰻、おいしゅうございました。

そして本日の〆、赤いデザート。
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お世話になっているディーラーに8C来たる! ということでお邪魔してきました。
はじめて陽の光の下で見る8C、この角度がいちばんカッコイイかな。
全長は短いのですが幅がどーんと広くて、その迫力はやはりタダモノではありません。
それでも個人的にはフェラーリやマセラティよりどことなく親しみやすい気がするのは、アルファロメオというブランドの
おかげですかね。
なんとなく、これだったら乗れる気がする(気がするだけ)。
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エンジンルームやボンネットは手作り感たっぷり、良くも悪くもモダンプロダクトな雰囲気は希薄です。
エンジンブロックはマセラティで見慣れたV8そのもの。
しかしそのサウンドたるやいい音なんてものじゃなかったです。
ファン、ファン、ファンと、まるでレーシングエンジンのような切れ味、これだけでこのクルマを買う価値はあるかと。
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逆にちょっと残念だったインテリア、タイトなようでどこかゆるくてしまりがない。
素材や質感も2000万円オーバーのクルマとはちょっと思えない安っぽさ... ま、これも手作りならではですかね。
多くは求めますまい... って存在そのものが現実離れしすぎてて、好き勝手言ってます。

8Cをさんざん眺め倒したあとは、より現実的なMiToにみんなで試乗したりして、なかなかたのしいクルマ漬けな1日でした。
また集まりましょうね、近いうちに。

by alfa_driver1972 | 2009-08-28 17:58 | alfaromeo 147GTA | Comments(8)
2009年 04月 30日
Meet MiTo
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マイファーストアルファロメオ"155"を購入したのが、たしか1996年のこと。
それ以来ずっとお世話になっているアルファロメオ湘南主催のツーリングにはじめて参加してきました。
毎年数回、定期的に行われているこのイベント、いつもきちんとお手紙でご案内をいただいていたにもかかわらず、なかなか
参加することができませんでした。
しかし今回はある「目玉商品」が... これはぜひ見てみたいということでカミサンと二人で駆けつけたしだい。

ツーリングは西湘バイパスから箱根ターンパイク、伊豆スカイラインを抜けて、今井浜にあるホテルがゴールというもの。
新緑の眩しいワインディングありのんびり海沿いもありのルートで、なかなかたのしめました。
こうやって2人でゆっくり「ドライブ」っていうのも、ずいぶんひさしぶりな気がします。
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お昼前にホテルに到着、ランチビュッフェをいただいて、ビンゴ大会ではこのくじ運の無い私が特賞(?)の折りたたみ
自転車を当てたりして、これでしっかり元は取ったななんてハナシはさておき、ここからが本日のおたのしみタイム。
そう、アルファロメオのニューモデル、MiToの試乗会でございます。
実車をじっくり見るのもはじめてのMiTo、さてその印象はいかに。
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今回はできるだけ多くの皆さんに乗ってもらうため、試乗時間はごくわずか。
あくまで「第一印象」くらいのものですが、フィーリングがあうヤツかどうかくらいはなんとなくわかったかな...
以下、いつもの○と×でお送りします。
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・やっぱりアルファロメオは実車を見ないとわからない。
 近くで見ると想像以上に骨太で、ガッチリとしたスタイリング。
 全長4,000mmちょっととは思えないほど、特にフロント回りなどはノビノビとしたデザインです。
 だけど不思議なことに遠くから見るとベースのグランデ・プントよりひとまわり小さく、そして絞り込まれた
 リアデザインのせいか細く見えます。
 個人的にはこのサイズ、スタイリングは○。全体的にちょっとトゥーファニーな感じがしなくもないですが、
 愛嬌があっていいかも。
 キュートとスポーティーの中間、きっと女性が乗っても似合うんじゃないかな。

・エンジンは1.4L 4気筒+ターボの組み合わせ。
 加給器付きはあまり得意ではないのですが、このエンジンはアリです。
 低回転域からブーストが効いていてとてもトルクフル。
 しかも、FIATベースの「アバルト」とほぼ共通のエンジンながら、しっかり「アルファロメオ」しています。
 言葉ではうまく説明できないんだけど、回した瞬間「あ、アルファだ」と。
 上手く演出されています。
 音もなかなか悪くない(イイってほどでもないけど)、おまけにかなり速いです(スペックは155ps/23.5kgm)。
 147TSよりは確実にパワフル、というとここをご覧の方にはわかりやすいかな。
 6速のMTはあいかわらずストローク長めですが、気になるほどではなし。
 147よりは節度感あります。

・エンジンだけじゃなく、なんというか、全体的にしっかりアルファロメオです。
 微妙に開放感のあるグラスエリアの取り方だったり、軽すぎず重すぎず、硬すぎずやわらかすぎない乗り心地だったり。
 個人的にはとてもホッとできます。
 「帰ってきた」って感じ。
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×
・インテリアがチープ、カミサンと共通で指摘したいちばんのがっかりポイント。
 使われてる素材だったり、全体的なデザインだったり、なんか若者向けというか、ちぐはぐな感じがしました。
 147のインテリアデザインがとても気に入っているだけに、これはちょっと看過できないレベル。
 ファブリック地のシート自体はけっこういい出来なんですけどねぇ。

・ちなみに今回の試乗は、MiToの売りの装備の一つ"D.N.A"を"Dynamic"という一番元気なモードにしています
 (残り二つのモードは"Normal"と"All weather")。
 エンジン(ブースト圧含む)とVDC、ステアリングの特性を切り替えるものなのですが、おそらくずっとDモードのままに
 してしまいそう。
 ということで、この装備自体が×。だって壊れそうだし...

・このボディーサイズに215/45R17のタイヤははちょっとやりすぎな感じ。
 特に後ろの脚がちょっとドタバタしていました。

・相対的に値段が高い。MiToのプライスは285万円、147 2.0TSのMTモデルと同じ価格です。
 147って今考えるとホントお買い得だったんだなぁ。
 個人的にはマニュアルエアコンは気にならないけど、この価格帯の競争力的には厳しいかな?
 購入検討はもう少しグレードが出揃ってからの方がいいかもしれません。
 今は白・黒・赤の3色しかないしね。
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わずか5分程度の試乗なんで、長い距離を乗ると印象も変わるかもしれません。
とりあえずの「第一印象」ということで。
なんせ内装の安っぽさがなぁ... 元がダメなところにさらにセンスの無い化粧を乗せちゃったみたいで、これはいただけません。
ほかにも、ヘッドライト、テールランプのメッキパーツ(リング)も好きじゃないかな(同色化のオプションがあるみたい)。
もうちょっと全体的にプレーンな方が好ましい思うんだけど、今のフィアットグループ内のアルファロメオのポジションが
それを許さないんでしょうか。
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などとゴチャゴチャ言いつつ、全体的には「細かい趣味は合わないけどきっとこいつとは話が合うな」そんな感想を持ちました。
いろんなクルマに乗ってみて思うのですが、クルマを選ぶ基準軸は「良い悪い」ではなく「合う合わない」が大切。
すでに10年以上夫婦そろって蛇の毒が回りっぱなし(左ハンドルマニュアルのGTA転がして喜んでる奥さんってそうはいません)、
そう簡単には別の国、別のブランドのクルマには行けっこないんですな。
ある意味「再確認」な初MiToでありました... ぜんぜん参考にならない試乗記でスイマセン。
GTAに乗り換えてなかったら今ごろグラグラ来てるんだろうなあ。

【そういえば最近のGTAは】

by alfa_driver1972 | 2009-04-30 23:25 | alfaromeo 147GTA | Comments(12)
2009年 01月 28日
1回目の車検と代車生活 (36,500km)
我がGTA、早くも1回目の車検です。
正確には2月末が期限なのですが、もろもろ事情もあり1ヶ月前の早めの入庫となりました。

車検とはいっても昨年9月の納車からまだ半年足らず。
気になるポイントは納車前に整備済みだったので、特に大きな整備項目はない予定です。
とはいえ初回の車検ということは、新車から3年の新車保障がこれで終わってしまうということ。
ダメもとで細かく指摘をしておきました。

 - ヘッドライト内側の曇り:おそらく湿気のせいだと思うのですが、微妙に煤けています。交換になるかどうか
 - 助手席シートのきしみ:助手席に人が乗ると走行の振動でずっとキシキシ音がしています。
  けっこう耳障りなので直るといいなぁ
 - オートエアコンがときどき暴走する:GTAには車内の温度/湿度センサーがルームミラー付近についていて、
  湿度に反応して自動的に曇り取りモードに切り替わってくれるのですが、その制御がときどき暴走して
  室内がものすごく暑くなってしまうことがあります(特に雨の日)。ま、マニュアルに切り替えれば
  済む話なのですが、せっかくの装備なので指摘しておきました
 - マフラーとボディの干渉:いろいろ対策してきたのですが、やっぱりマフラーエンドが振れすぎてボディに
  触ってしまいます。仕方ないので今回有償で社外品のマフラーステーに交換してもらうことにしました
 - アンダーカバー交換:納車時から割れていて、少し垂れ下がってしまっていました。低い車高とあいまって
  路面の悪いところで擦ってしまうことも多かったので、気分一新交換してもらうことにしました(有償)

って、これくらいかな。
エンジンも足回りも絶好調、メカニカルな部分にはいっさい不具合なし。
できればタイミングベルト回り(テンショナー、ウオーターポンプなどなど)を交換するといいのですが、
昔ほど神経質になる必要もないかなと... あくまで「カン」なんですけど。
オウンリスクで50,000km付近まで引っ張ってみようと考えています。

さて車検といえばさすがに代車を借りなければ。
いつもお世話になっているディーラーは、代車のラインナップだけはかなり残念なことが多くて、良くて新しい
軽自動車(おもに"アルト"ロメオ)、悪いと十うん年落ちの乗り込むだけで車酔いしそうな国産車。
アルファはおろかフィアット車も出てくることはありません。
今回もまったく期待していなかったのですが、思いがけずおろしたての新車を用意していただけました。
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スズキ・スイフト、前から気になっていたクルマのひとつです。
このクラスの国産車を買うんだったらこれかデミオだなぁと、よく脳内シミュレーションしてたくらい。
どっちも乗ったことなかったので、興味シンシンでディーラーからスタートです。

で、いきなり結論。
目から鱗です、びっくりするくらいいいクルマです。
最新の国産車ってこれくらいクオリティが高いものなのか、それともスイフトが飛びぬけていいクルマなのか
わかりませんが、これだったらこれ1台でも十分満足できちゃうかも... それくらい感心してしまいました。

どこがいいかって、まず足腰がすごくイイ。
不快なほどは硬くなく、だけど芯のしっかりした懐の深い乗り心地。
まずここがフツーの国産車、とくにトヨタ車なんかとぜんぜん違っていて、どちらかというとフランス車に近いかも。
ステアリングも座りがよくて、ボディ全体含めて剛性が高い。
シートも十分厚みと大きさがあって、腰回りをしっかり支えてくれます。
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次にエンジン。
2-3,000rpmの実用域のトルクが太くて、街中から高速までかなりよく走ります。
ディーラーからウチまでは東名高速を1区間だけ使うのですが、ICの合流路から追い越し車線まで、60km/hから
100km/h+αまでの加速が一気に決まります。
こりゃ1.5Lクラスかなと思って調べてみると、なんとたったの1.2L。
同じ1.2LのNew 500よりはるかによく走ります。

ミッションはCVT、これまで黎明期のできの悪いCVTしか乗ったことがなくて「スクーターかよ」っていつも悪態
ついていたのですが、最近のCVTってすごく自然なんですね。
エンジンのおいしいところをしっかり使っていて、これだったらクルマのキャラクター的にもMTを選ぶ必要はなさそう。
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とにもかくにも、上質で乗っていて各部が自然でしっくりきます。
すこし高めのドライビングポジションも、クリアで広い視界も、すっきりしたインテリアもどれも気持ちいい。
そうそう、インテリアといえばエアコンのスイッチのクリック感なんて、ちょっとした高級感すら感じさせてくれます。
なによりスイフト、けっこうカッコイイじゃないですか。
ちょこんと高い車高でカタマリ感があって。
ちょっと惚れてしまいそうです。

数少ない欠点としては、意外と車幅があって思ったより小回りが利かないことと、エアコンのコンプレッサーが
やたらうるさくてアイドリングが落ち着かないこと、くらい。
リアシートとラゲッジルームはまだ観察してないので、なんともいえないところ。
けどこれだけ車高があれば自転車積むのも簡単だろうなぁ。
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さてそのスイフト、あわててスズキのサイトで調べてみると、借りたのは1.2L+CVTのベーシックグレード。
CDプレーヤーにオートエアコン、インテリジェントキーまでついて、なんとお値段1,197,000円。
燃費もいいし(オンボードコンピューターの表示で15km/Lくらい)、自動車税も安いし、すごく経済的。
うーん、こういうクルマこそいまどきの「アガリ」なのかもしれないなぁ。
クルマのアガリっていうより、人生ロードマップ含めてのアガリになっちゃうかもしれないけど。

しばらく代車生活をたのしめそうです。

by alfa_driver1972 | 2009-01-28 17:21 | alfaromeo 147GTA | Comments(8)
2008年 12月 23日
ついにナビ生活 - nav-u装着(35,000km)
じつはナビがキライです。

便利なのは百も承知、地図を見ながら運転するより何倍も安全で正確なのもわかっています。
だけど、どーにもクルマの中に「テレビ的なもの」があるのが許せないんです。
ダッシュボードの一等地に我が物顔で陣取るあのキラキラ、せっかくのインテリアデザインが台無しじゃないか。
いくらキレイに収まっていても、純正で装着されていても、やっぱりあの姿かたちは許せないのです。

さいわいカミサンが地図を読める人なので、知らないところに行ってもなんとかやってこれたというのも大きい。
しかし、それがモトで車内の空気がイヤーな感じになることもしばしば... そんなわけで、最近ではケータイの
助手席ナビを活用する機会も多くなりました。
正確な現在地把握、ナビのキホンのキなわけですが、これまで地図帳一本やりだった我々からすれば
それができるだけでも大革命。
やっぱりナビって便利なんだね、おまけに渋滞情報までわかっちゃうしね(我が家は渋滞が大の苦手です)。
こりゃあそろそろ道は星に聞くべきかぁ... そんな会話が車内で出始めた今日この頃...

ま、いつもどおりの長い前段(言い訳)はこれくらいにして。
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というわけでついに買ってしまいました。
最近流行りのPND(Personal Navigation Device)、大きさ的にもお値段的にもそして機能的にも(ワンセグとか
いらないし)、これくらいだったらいいなとは思っていたのです。
SONYのnav-uのモデルチェンジを機に、ついに我が家もナビ生活突入です。
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PNDのメリットのひとつ、装着が簡単なこと。
nav-uは某女子プロゴルフプレーヤーのCMでもおなじみ(あのCMはS社らしくないと思うのは私だけではないでしょう)、
吸盤がついているクレードルをペタッと貼り付けて、上から押して、クイっとスイッチをひねるだけの簡単装着
ただ、147のシボが深いダッシュボードには、そのジェル状の吸盤だけでは粘着力不足のようで、装着直後は
しっかりくっついているのですが、数時間ではがれてしまいました。
そのため、付属されている両面テープ付の台座シートをダッシュボードに貼り付けて、その上にクレードルを
吸い付かせています。
装着して2週間ほど経過しましたが、この状態では一度もはがれていません。
台座シートなしで付けられたら100点満点だったのですが、それでもこの装着性は◎。

電源はこんなパーツを使ってヒューズボックスから取り出してます。
これで配線もほとんど見えずスッキリ。
オプションのVICSビーコンユニットも付けて、渋滞情報もけっこう拾えています。

さて人生初のナビゲーション、その感想ですが... やっぱりすごく便利ですね、くやしいけど。
ガジェットとしてはiPod以来のカルチャーショックです。
当たり前のことなのですが、道に迷うことがなくなりました。
PNDということでGPSを拾えない場所での精度を心配していたのですが、nav-u独自の"POSITION plus G"
(ジャイロセンサープラスαみたいなもの)のおかげか、測位不能になることはこれまで皆無。
高速道路の高架下を走っていると、ときどき一般道と高速を間違えることがありますが、その場合もマニュアルで
道路を切り替えてあげれば問題なし。
この手のナビにしてはけっこう精度はいいほうではないでしょうか(ってほかは使ったことないけど)。
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個人的最大の懸念であった見た目も、まあこれくらい「アトヅケでござい」と主張してくれた方が、かえって
好ましいのではないかと。
PNDはもともと欧州でナビの主流になっているということで、イタリア娘のGTAに似合っていると、勝手に
思い込んでいます。
あとPNDってことで簡単に家にもって帰ることができるのですが、これが意外と便利。
前もって行きたい場所をWebで調べてマーク登録しておいたり、ルートをシミュレーションしてみたり。
声が高い名物社長のテレビ通販で「家の中でご家族みんなでドライブの計画が立てられるんですよ!」なんて
力説してて、誰がそんな使い方するんだろうと思っていたのですが、すいません、けっこうたのしいです。

とまあ便利尽くめのナビ生活ではあるのですが、3の倍数でもないのにこれは確実に「アホ」になってしまいますね。
まず道をぜんぜん覚えなくなる、指図された道しか走らなくなる、そして運転の五感の何割かが確実にナビを見ること、
聞くことに割かれてしまう。
クルマを目的地に到達させることのみで使う場合はこれほど便利なツールもありませんが、運転という行為そのものを
楽しみたいときは、かえってその存在が邪魔になってしまう気がします。
プラス、地図帳をぜんぜん見なくなってしまうので、「この道『面白そうだから』走ってみよう」という、
走り系ドライブ最大の楽しみが失われてしまいそうです。

使わないときは電源を切る、知らないところに行ったらまず地図を広げる。
集中すべきはハンドルさばきでありペダルワークであり、エンジンの息吹を聞くこと。
まだナビそのものが物珍しくて、どこに行くにもうれしそうに「行き先」を設定している自分への戒めなのでありました。
教えられた道ばかりじゃつまんないもんね。

by alfa_driver1972 | 2008-12-23 20:05 | alfaromeo 147GTA | Comments(14)
2008年 12月 20日
オイル交換ほか(35,200km)
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納車から3ヶ月弱、あまり乗ってないつもりが気がつけばすでに5,000kmも走ってしまいました。
イマドキ5,000kmルーチンってのは早すぎるかなと思いつつ、だけどちょうど新年を迎えるタイミングでも
あるしなあとか理由をつけつつ、GTA初のオイル交換です。

写真の通り、今回は年末間近で大忙しのディーラーで交換してもらいました。
銘柄はいつものAgip Sint2000(10W-40)、V6は6Lも入ります。
お財布にやさしくない。
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ついでに細かい気になってたことをいくつか見てもらいました。

・助手席からギシギシ異音 -> シートレール増し締め。けど根本的にはシートの構造上仕方ないみたい

・マフラーがどっかにあたってる -> マフラーステーがボディと干渉してました。ステーにラバー巻いて応急処置

・クラッチペダルが渋い -> ペダルリンケージをグリスアップ。だいぶ感触がよくなりました

・タイヤの前後ローテーション -> 少しでもタイヤの寿命を延ばしましょう...

・ライト光軸が下向き過ぎ -> GTAのヘッドライトはオートレベライザー付きで光軸は自動調整なのですが、
それにしては光軸が下を向きすぎ。近くの地面ばかり照らしてます。
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上の写真は運転席側リアタイヤのあたりを反対側から撮影したもの。
丸で囲った部分がオートレベライザーのセンサー部分です。
このセンサーでリアサスペンションの動きを感知して、ライトの光軸を調整するという仕組み。
実際に実演してもらったのですが、このリンクを動かすと連携してライトの光軸がグイングイン動きます。
もしかしてオートレベライザーが死んで光軸が狂っているのかなと思っていたのですが、機能自体は生きて
いるようです。
ただセンサー自体は調整できないということで、結局はアナログにヘッドライトのリフレクターの角度を調整して
もらいました。
まあオートレベライザーが機能しているのがわかっただけでもかなり収穫でした。

-----

さてメインのオイル交換、その後のフィーリング。
お約束ですが振動レベルが一段下がって、吹け上がりも心なしかスムーズ。
汚れたオイルを交換して精神的に晴れやかってのが大きいですよね。

そのあとはお天気もいいのでじっくり洗車。
キレイなオイルにキレイなボディ&室内、うーんキモチイイ。
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納車直後はかなり汚れてたエンジンルーム、ことあるたびに磨いてここまできれいになりました。
やっぱV6はここが輝いてないとね。

by alfa_driver1972 | 2008-12-20 21:19 | alfaromeo 147GTA | Comments(12)
2008年 11月 12日
GTAで得たもの失ったもの(33,000km) その2
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引き続きのGTAインプレッション。
よりホンネの(?)「失ったもの」編です。

×
・やっぱり重い
 車高の低さと大排気量のエンジンフィール、プラス各操作部の重さ(クラッチもギアもけっこう重めです)に
 起因していると思うのですが、GTAは良くも悪くも落ち着き払った、重心の低い乗り味です。147TSの
 ヒラリヒラリとした軽さはさすがにないですね。
 軽くて肌触りのいいワンピースから、かっちりしたタイトスーツ(けどVゾーン広し)に着替えたような、そんな感じ。
 あの身軽でしなやかな乗り味がときどき恋しくなります。

・エンジンの洗練具合
 これはTSの方がはっきりと上。アイドリングの振動とか、定速走行時のスムーズさとか。
 V6エンジンはとかく「熱い」系ですが、フィーリング自体はときおりバラバラとラフです。
 あらためてTSエンジンは4発の中では最高峰だなあと。

・なんかうるさい
 パイロットスポーツ2のロードノイズのせいかエンジンノイズ(排気音ではない)のせいか... 
 特に高速巡航時の音が大きい気がします。会話に困るほどではないんだけど、オーディオのボリュームは
 上げないと聞こえないくらい。どっか遮音材をケチってるのかなあ、という気もしますが... 演出か?

・小回りの効かなさ
 いろんなところでGTAの小回りの効かなさを聞いていたので、実際乗ってみると想像していたよりはずいぶん
 マシでしたが、それでもUターンは切り返し必須、車庫入れは汗だくものです。
 まあ覚悟はしてたのでいいんですけどね。
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・意外とキツイ乗り心地(高速)
 街中での乗り心地に一安心、思ったよりマトモだったなと思いつつ高速道路へ。法的速度の範囲内だと問題なし、
 ただそこから徐々にスピードを上げていくと... けっこう突き上げがキツイです。フラットになるかと思いきや、
 ワンダリングもけっこう強めで、終始揺すられている印象。
 これは、先代147が履いていたミシュラン・プライマシーと、今回のパイロットスポーツ2(PS2)の性格の
 違いが影響している気がします。プライマシーはどちらかというとコンフォート寄りでやわらかい当たり、
 パイロットスポーツ2はどちらかといわずスポーツ系統で、グリップ重視... 無理もないかなと。
 高速ブッ飛び系がちと苦手になってしまいました... ま、自主的リミッターと良い方向に考えるとしましょう。

・オーディオの音が悪い
 先代147と同じBOSEシステムが搭載されているのですが、明らかに音が悪い。どーもヘッドユニットの仕様が
 変更されてるくさいです。先代147ではオーディオには何の不満もなかったのですが、今のはあんまり
 積極的に聴く気がしません。まあエンジン音聞いてろということかな。
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・シートの形
 慣れの問題もあるのですが、なんとなく自分の体にフィットしません。シートバックの角度があわないようで
 長時間運転していると肩が痛くなってきます。サイドサポートが大きい分、コーナーでの安心感は大きいん
 ですけど、これまた乗り降りの時にはちょっと苦労します。良し悪しですね。

・シンクロが弱い?
 シフトダウンするときは必ず回転をあわせるようにしているのですが、ちょっとでも外すと「ガリッ」とイヤな音が。
 クルマから「もっと上手くやんなさいよ」と言われているようです。言い訳すると、これまでの5速から6速になって
 ギア比が比較的クロースしているので、なんかまだコツがつかめてないんですな。練習あるのみです。
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○も×もたくさん書きましたが、やはりGTA、V6エンジンは(ありきたりな言葉ですが)より情熱的です。
なんて言うんでしょうねぇ... ときどき乗りたくてたまらなくなって、実際乗ってみると最初のうちはたのしくて
仕方がないんだけど、自分が疲れてくると「ちょっと休ませてくれよ」と言いたくなるような...
押し付けがましいってほどではないんですが、自分がGTAに負けちゃうところがあるんですな。

回さないと、速く走らないとつまらない、というのともまたちょっと違うんですが、なんせ自分の調子が悪いときには
ちょっとカンベンとなってしまうこの感じ... あ、思い出した、155V6のときもまったく同じだったんだ。
アレはアレでいろんな意味で気を使うクルマだったからなぁ... その分いまだに当時の思い出は鮮烈だったり
するわけですが。

だけど自分のような「休日ドライバー」、それも半分以上趣味でクルマに乗ってる状況だと、「さあ乗るぞ」と
ちょっと気合いを入れてクルマに相対する関係も、悪くないのかなと思います。
そんなドキドキワクワクした気持ちに、GTAは期待以上のレスポンスで応えてくれます。
その上、ロードバイクもしっかり積めて、近所のスーパーに普通に買い物にだって行けるんですから、贅沢を
言ったらバチが当たるってもんです。
最強のクルマ趣味回春剤、そのかわり、癒しとか安らぎはまったく与えてくれませんけどね...

小西真奈美 vs 井上和香 いや、ひとり言です。

by alfa_driver1972 | 2008-11-12 23:31 | alfaromeo 147GTA | Comments(16)
2008年 11月 08日
GTAで得たもの失ったもの(33,000km) その1
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納車から1ヶ月半、なんだかんだで3,000kmも走ってしまいました。
夜中に首都高をぐるぐるしたあげく河口湖まで行ってみたり、用もなく近所を散歩したり。
早くGTAに慣れたいという思いと、良いところ悪いところを見極めたい気持ち。
まだまだ気を使う他人行儀な感じを払拭したくて。
せっかちな性格はいけませんね、じっくりいかないと。

ここまででトラブルは2点ほど。
1点目は納車直後から出ていた" MOTOR CONTROL SYSTEM FAILURE "というエラー表示。
表示が出るだけで実際には何も不具合はないのですが、エンジンを掛けるたびにアラームが鳴るのは
さすがに鬱陶しい。
このエラー自体は排気ガス濃度の異常で出るようで、エアフロメーター、O2センサー、水温センサーのどれかが
原因なコトが多いらしい。
ディーラーで調べてもらったところ、結局エアフロメーターの交換となりました(補償内で無料)。
交換後は一度もエラーは出ないので、無事完治したようです。

2点目はブレーキのジャダー(振動)。
街中では問題ないのですが、高速域からブレーキをかけるとブレーキペダルとステアリングに振動が出ていました。
おそらくローターの偏磨耗だろうということで、近所の整備工場でフロントローターを研磨したところピタッとおさまりました。
(脱着工賃含めて2枚研磨で15,000円ほど)
パッドもローターもまだまだ交換するには早いタイミングだったので助かりました。

ここで簡単にインプレッションをまとめてみます。
おもに先代147TSとの比較になりますが、いつもの○と×でまとめてみましょう。


・V6エンジン
 いやもうそのために買ったのだもの。
 155に載っていた2.5L SOHCのV6とくらべると、あちらがより回転数に応じてパワーが盛り上がる感じだった
 のに対し、排気量が大きい分、どの回転域でも強大なトルクで引っぱり上げてくれるような感触です。
 おかげで運転がすごく楽。少々ずぼらなシフトワークでもちょいとアクセルを踏むと加速してくれます。
 その加速たるやさすがに強烈... 1速2速のギア比が低いこともあって、なかなか全開を試せません。
 すこしラフだけどどこか熱さを感じるフィーリング、不整脈からだんだんキメが整ってくるソプラノサウンド、
 やっぱりこのV6は珠玉の名機です。4,000rpmからの化け方がタマラン。

・3年分のあたらしさ
 先代147がとくにやれたとは感じていなかったのですが、3年/60,000kmほど若いGTAに乗ると、あたらしさや
 剛性のしっかりさを実感します。
 内外装ともまだまだピカピカで、ひさびさに「あたらしい車」(中古だけど)を所有する喜びを実感してます。

・クールビューティー
 先代147のルックスで唯一不満だったのが、そのピョコタンと高い車高。かといってローダウンの乗り心地も
 許容できないのでずっとガマンしていたのですが、GTAの車高のバランスは文句なし。
 光の当り具合で変化するヌボラホワイトのボディも光沢十分で、しばらく洗車のたびにニヒヒとできそうです。
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・意外とまともな乗りごこち(街乗り)
 走りに振っているGTA、乗り心地は期待していなかったのですが、かなりまともです。
 もともと先代147にも17インチを履かせていたので、アタリのきつさそのものはほとんど変化なし。GTAはタイヤが
 新品(Michelin PilotSports2)なこともあって、かなり洗練されています。
 唯一感じるのは前脚のストロークの短さですかね、ピッチ方向のスピードがちょっと速めです。
 ただし高速の乗り心地は... 後述。

・峠での走り
 いやもう、先代147とくらべるのもかわいそうなくらい速くて安定してます。
 タイヤのせいもあってか、これまでスキール音を鳴らしながらアンダーが出始めそうな速度領域でもビタリ安定。
 比較的限界もわかりやすくて、安心して飛ばせます。
 
・左ハンドルのMT
 日本の道路事情では困ることも多々あるのですが、それを差し置いてもやっぱり左ハンドルで右手で
 シフトを操作するのは気持ちいいです。1速2速が近いっていうのがいいんですよね。
 あとGTAはTSにはなかった6速が。慣れないせいか、6から5のシフトダウンがどーにも決まらん...

・各種便利装備
 装備の違いでクルマを選んだことはないのですが、やっぱりあると便利だなあと。
 まずHIDのヘッドライト、明るい! カッコイイ!
 オートワイパー、そんなもん要るんかいなとこれまで思っていましたが、雨の日に試すと予想以上に賢く
 制御してくれてすごく便利。ちょっと手放せない感じ。

・思ったより悪くなかった燃費
 良くはないです、けど悪くもないなというのが実感。
 街中の渋滞込みで7km/L台、高速メインだと10km/L、平均して8km/L前半ってところです。
 トルクが太いので意外と回さずに乗っているというのも大きいのかも。
 
思いのほか長くなったので「失ったもの」はまた次回...

by alfa_driver1972 | 2008-11-08 23:26 | alfaromeo 147GTA | Comments(6)
2008年 09月 21日
to 147
僕のアルファロメオ原体験は、1997年に清水の舞台から飛び降りるつもりで買った155 " V6 " でした。

当時の155のラインナップは、2.5L V6と2.0L TwinSparkの2種類。
どちらにも試乗をした結果、迷うことなくV6をセレクト。
まさに一目惚れでした。
僕にとっての155は、このV6エンジンがすべて。
絶対的なパワーこそ大したものではなかったけれど、するどいピックアップ、濃密な回転感、そして回せば回すほど
ソプラノになっていくサウンド。
光り輝くインテークパイプをせっせと磨いて、まさにぞっこん状態(古いな)だったのでした。

その155V6を2台乗り継いで、ミラノの蛇の毒にやられたまま次に選んだのが147。
エンジンがTwinSparkになることにすこしだけ不安もあったのですが(相手が悪い)、乗ってしまえばそれは
まったくの杞憂でした。
TSエンジンが望外に魅力的だったこと、それ以上に147のパッケージングや乗り味が自分たちにはまっていたこと。
まったくなんの不満もない、これ以上クルマに何を望むんだってくらい、ピタリとフィーリングの合うクルマでした。

かたや、その間にもアルファロメオのラインナップはつぎつぎと変遷を遂げ、気づけばTwinSparkも、
そして、1979年から脈々と続いてきたアルファ純血のV6エンジンも、いつの間にか終焉を迎えてしまっていたのでした。
147とTwinSparkに満足していたとはいえ、いつかあのV6にもう一度、と思っていたのも事実。
カマンベールもおいしいんだけど、ゴルゴンゾーラ・ドルチェの濃い味が、ときどきたまらなく恋しくなるのです。
今乗らなかったら手に入らないかも、後悔するかも... そう考えだすといてもたってもいられません。

真剣に155V6を買いなおすことも考えましたが、程度のいいタマは皆無の状況。
あたらしくても10年落ち、無理もないか。
他のV6エンジン搭載車を見渡してみると... 156はもともとあんまり魅力を感じない、Spider/GTV/GTは
大好きだけど、これ1台だといろいろ厳しい...
いっそSZ? いやいやいや。

だいいち147に不満がないんだから、乗り換える必要なんかないんじゃないの?
ごもっともな回答、反論の余地もありません。

いや待て、あの選択肢があるじゃないか。
じつはデビュー当時から気になって仕方がなかったアイツ。
だけど当時新車で買うにはちょっと勇気が足りなかったあのクルマ。
今だったら、中古だったら、とってもいいセレクトなんじゃないか。

お世話になっているディーラーに「程度のいいのがあったら考えるよ」と冗談半分。
そしたら次の週には見つけてきて「早く見に来てください」。
想像していたより速いスピードで、歯車がコトンと音を立てて動き始めたのでした。

これまでと違うボディーカラーが光り輝くソイツは、やっぱりとってもカッコイイ。
そして伝統のV6エンジン。
SOHCからDOHCに、2.5Lから3.2Lに、12バルブから24バルブに、パワーも100PSもアップ。
だけど4,000rpmを越えたあたりから、ドライバーに「回せ回せ」と訴えてくるフィーリング、なによりそのソプラノサウンド。
なにも変わってない... やっぱりコレだ、いま乗らずしていつ乗るか。

ずいぶん文章だけで引っぱりました。
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次の我が家の家族は、またもや "147" なのでした。
ちょっと太っちょだけど。
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いやはや、これでもいろいろ考えたんです。
この時代に「ハイパワー」「大排気量」なんて、時代錯誤どころか反逆者レベルだろう、とか。
カミサンも含めて気になっている "MiTo" を待ってみれば? とか。

ただ、いろんなクルマの味見をしているうち、今の欧州のトレンドである「小排気量+ターボ」の組み合わせが、
どうも肌に合わない、というのが率直な感想だったんですね。
過給器に対する「慣れ」の問題だとは思うんですが、NAエンジンの爽快感をもうすこしだけ味わっておきたかった。
どうせ味わうならこれまで自分が最高だと思っているエンジンで、そして、それが大のお気に入りだった147と
組み合わせられるなら、これ以上のモノはないじゃないか!
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まあ理屈なんてのはいつも後付けなんですが、今回147GTA購入にいたったのはそういう過程だったのでした。
前から気になって仕方がなかったんだよね147GTA... 新車だと500万近くするクルマ、その金額を出して
同じクルマに乗り換えるというのに、どうしても一歩を踏み出せなくて...
今回はディーラーが希望通りのスペックの、とても程度のいい個体を見つけてきてくれました。
中古車は生ものなんていいますが、これもなにかの「縁」だったんでしょう。
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次のクルマはなんなんだろう? いよいよアルファとも訣別か? 
いろいろ期待(?)してくださったみなさま、蓋を開けてみればまたアルファロメオ、またまた147です... 
あいやスイマセンです。

【 今回の乗り換えにあたって、実は最大の後押しになったコト 】

by alfa_driver1972 | 2008-09-21 23:30 | alfaromeo 147GTA | Comments(38)