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2008年 08月 28日
SEX AND THE CITY
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ひさびさに一人で映画を見に、近所のシネコンへ。
特にお目当てもなく、あまり待たずに見れるやつがいいなぁ...
よし、30分後にはじまるそれで... タイトルにも聞き覚えがありますし。
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中途半端な時間だったので、ガラガラかと思いきやけっこうお客さんたくさん。
おまけに、すごい女性比率の高さ... 男一人なんてオレだけじゃねえか。
用心して端っこの席でよかった(最近上段端から見るのが好きです)。
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Sex And The City、おぼろげながら勝手なイメージで、「プラダを着た悪魔」っぽい鼻持ちならない系統かと
思いきや、さにあらず。
(注:プラダを着た悪魔も予想を裏切るステキな映画です)
言ってしまえば「アラフォー」(いや、アラフィーか?)女性たちの、ちょっとありえない青(性)春友情活劇なんだけど、
テンポの良さと、「日常」と「ゴージャスなハレ」のギャップ、そして意外と誠実な彼女たちの立ち回りで、2時間半を
あっという間に感じさせてくれました。
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そして、"CITY" ニューヨークのステキさ。
いろんな季節のいろんな時間のNYを感じることができて、とてもしあわせでした。
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(写真は去年の10月、NYにて。あー行きてぇなぁ)

前から思ってたんだけど、タイトルが秀逸ですよね... ドキッとしちゃうもの。

ひさびさに面白い映画でした、82点。
同時に、海外行きたい熱に火をつけてくれよって... どうしてくれようか。

by alfa_driver1972 | 2008-08-28 01:45 | foto+diary | Comments(6)
2008年 08月 17日
晩夏羽田
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けっこう近所なのに、出張でよく使ってるのに、デジカメをもって行くのはじつに久しぶりだったりします。
成田に比べると滑走路が遠いんですよね、風向きによってはお腹ばっかり見ることになったりして、ちょっと
ご無沙汰してしまっていました。

この日は風向きにも空色にも恵まれました(狙って来ているわけなんですが)。
いかにも夏っぽい、だけどちょっとずつ終わりに近づいているっぽいような。 
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西の空がいい色に染まってきて、さあこれから日暮れまでが勝負! と気合いを入れていると...
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PENTAX K10D + PENTAX DA55-300mm F4-5.8ED

あえなくバッテリー切れ... カメラに見透かされているようです。
「またおいで」

出直します。

by alfa_driver1972 | 2008-08-17 23:53 | Come fly with me | Comments(6)
2008年 08月 17日
NRT -Part.7
オリンピック観戦に忙しくて間があいてしまいましたが...

さて、成田のつづき。
「さくらの山」から再び34エンドの「航空科学博物館」に移動。
ここも前から一度来てみたい場所でした。
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こんな風に34から離陸する機体を見ることができます。
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いろんな意味で「世界最大」の旅客機はA380で間違いないと思うのですが、「世界最長」なのは3枚上の
同じエアバスのA340-600。
なんと全長75.3mもあります(A380は73m、ジャンボ(B747)は70.6m)。
ヒョロっと細長くてとってもスマート、すこし小さめのエンジンが4つついている姿はどこか懐かしさを感じさせてくれて、
現役機の中ではいちばんのお気に入りだったりします。

そしてここでのメインディッシュは...
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さきほど下りてきたSQ A380、早くもシンガポールに向けて出発です。
成田滞在時間4時間、こうやって考えると飛行機って働き者ですねぇ。
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やっぱり静かなエンジン音を残して飛び去っていきました。
某ANAが導入するとかしないとかうわさがありますね... これから見る、そして乗る機会が増えるといいな。

軽く航空博物館を見学して(飛行機好きなら見ておいて損はないです、ちょっと古いけどね)、再び「さくらの山」に移動。
いつもの見慣れた時間帯、光線もほぼ順光。
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できるだけいろんなバリエーションで撮ろうとするのですが、これがなかなか難しい...
飛行機撮影のいちばんの知恵の絞りどころかもしれません。
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縦にしてみたり、
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緑を入れたり、
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寄ってみたり、
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引いてみたり、
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...変化球。

そんなこんなで早くも夕方、結局一日中雲の多い天気でした。
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陽も西に傾いてきて、ISO100もそろそろ限界。
朝5時起きの体も悲鳴をあげはじめました、最後に「さくらの丘」に立ち寄って今日はこれにておしまい。
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朝から晩まで遊ばせてもらいました。
撮影枚数もはじめて1日で4桁突入、いやはや整理するのが超大変...

あたらしいレンズの実力もよくわかったし、つぎは羽田へゴー!
(やっぱ飛行機好きなんだなぁ)

by alfa_driver1972 | 2008-08-17 00:20 | Come fly with me | Comments(10)
2008年 08月 13日
NRT -Part.6
早朝5時、前の日の夜にレンズ詰め込んだカメラバッグを持っていざ出発。
向かうは成田空港、空模様は残念ながら雲多し。
だけど今日こそは必ずアイツを見るのだ、いつもの湾岸線をすこし急ぎ目のペースで駆け抜けます。

7時前、成田周辺。
一度クルマを止めて、上空のエンジン音を探します。
聞こえない、ということは34か... いつものさくらの山じゃダメ、さくらの丘だ。
定刻まであと30分、はやる気持ちをおさえながら反対側のランウエイエンドへ。

間に合うか? まだ降りて来てないかな...
どんよりと白い空、アプローチしてくる別の飛行機を何機か見送ったあと、遠くに見えるひときわ大きな翼!
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定刻から遅れること20分、7:40成田到着、シンガポール航空(SQ)638便。
A380、やっとこの目で、自分のカメラに収めることができました。
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たしかにデカイ、想像以上にデカイ。
だけどなんていうんだろう、これまで見たことのないアスペクト比のせいか、遠近感が狂うというか、すごく
寸詰まりにも見えます。
747SPを見たときのあの感じというか(好きな方にはわかってもらえるはず)。
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そしていろんな方がいわれているようにとっても静か、さすが最新設計。
大きくフラップを広げ、たくさんのタイヤをぶらさげて滑走路に滑り込んでいきました。

満足満足大満足、さてじゃあ帰るか... なわけもなく、せっかく朝から(高速代かけて)来てるんだからもっと
遊んでいきましょう。
ここさくらの丘は実ははじめての場所、34アプローチをしばらくたのしみます。
(※非マニアの方のために... 成田には2本の並行する滑走路があり、そのうち大型機が使用するA滑走路は
南北に伸びていて、北側エンド(方位160度)は"16"、南側エンド(方位340度)は"34"と呼ばれています。
16側にある有名な撮影スポットが「さくらの山」、そして34側が「さくらの丘」。着陸、離陸の方向は風向きなどで
一日に数回変わることもあり、この日の朝はたまたま34アプローチ、なのでさくらの丘に向かった、というわけでした)

と、そんなわけでさくらの丘からの眺めです。
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逆光気味なのですが、厚い雲のおかげでなんとか黒くつぶれず撮影できます。
けどこの空の色はいまひとつだなぁ... スカッと青い夏空を期待していただけにちょっと残念。

そしてしばらくアプローチがないなぁと思っていると、
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突然反対側から離陸する機体が。
ここでランウエイチェンジ、16エンドのさくらの山に移動します。
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毎度おなじみの機首アップ。
実はこの日は目的がもうひとつ。
長らく飛行機用の望遠レンズは数千円で買った中古のFA100-300だけだったのですが、ついにあたらしい
レンズを買ってしまいました。
PENTAX DA55-300mm F4-5.8ED、最新設計のズームレンズ。
前からもうすこしいいレンズが欲しくて、単焦点にしようかサードパーティーのにしようかなどと迷っていたのですが、
お手軽なわりにとってもよく写るとの評判を各所で見るにつれ、つい衝動買い。
今日はこのニューアイテムのデビュー戦でもあったのでした。

で、いきなり結論ですが、FA100-300とくらべると数段キレがよく色乗りもこってり。
そしてなによりテレ端でもAFの精度がいい! これ、とっても助かります。
家に帰ってシビアにピントチェックをしても外しているのは1割程度、歩留まりがとても向上しました。
ただ基本的に絞って(f=8程度)使うので、解像度そのものはFA100-300のバチピンのときとそう大きくは
変わらず。
ただそのバチピン状態がビシバシ(変な擬音が続きます)撮れちゃう。
撮った後、K10Dの液晶を眺めながら思わずニターっとしてしまいました... こりゃいい買い物した。

なんだか文章が多くてスイマセン。
しばらくさくらの山編です。
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いちばん最後はご一緒したけんたろさん。
いつもは一人の成田撮影、この日はFOXさん含めて3人。
みんな筋金入りの飛行機好き、合間にもりあがる話もとってもたのしかったです...

このあと再び34側の航空科学博物館に移動。
しばらくつづきます。

by alfa_driver1972 | 2008-08-13 01:43 | Come fly with me | Comments(6)
2008年 08月 08日
2度あることは... 富士山登山記2008 - 2
(その1はこちら

一歩歩くたびに悲鳴をあげたくなるような頭痛に苦しめられた去年に比べると、ずっと順調だった今年の富士登山。

そうそう、ひとつ書き忘れたことがありました。
それは星空の美しさ。
じっと目を凝らしてその暗さに目が慣れてくると、天の川らしききらめく小さな星が見えてきます。
さえぎるはずの雲は眼下にしかない不思議な眺め。
思い返すと今年は星空をたのしむ余裕もなんとかあったんだなぁと...

さて、前回の続き。

夜明け間近、いちばん気温の下がる時間ということもあって、まったく動けなくなってしまった友人はしきりに
寒さを口にしています。
これはここにいても状況は明るくならんな... よし、勇気を持って一時撤退。
さっきカップラーメンを食べた山小屋まで戻ろう、そうすれば今の時間ならベットも空いてるし。

頂上でのご来光をめざす登りの渋滞をかき分け、4人で遠く下に見える明かりをめざします。
しかし人ごみにこの岩場... 歩きにくいったらありゃしない。
何度もずりっといきそうになりながら30分くらい歩いたでしょうか、ようやく山小屋に到着。
ご来光組を送り出した小屋は閑散としていて、1時間1,000円でベットでの休憩も可能とのこと。
すこし体調の戻った友人と私とカミサンの3人はここでいったん休憩、初富士山ながら体力バリバリの義弟は
このまま再度頂上にチャレンジ(がんばれ!)。

いったんゆっくり休んで、体調がよかったら僕たちももう一度頂上をめざそう。
こちらも初富士山チャレンジの友人に声をかけ、ひとまずベットにもぐりこみます。

その前に... 時はちょうど夜明けの頃。
せっかくだからここからご来光を眺めることにしましょう。
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漆黒の空に明るさが戻り、青とオレンジのコントラストがだんだん薄くなってきます。
下にはずっと広がる雲海、ここははるか雲の上、不思議。
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午前4時50分、今年のご来光は九合目から。
去年が八合目からだったのですこし上にあがりましたね。
来年こそは? いやいやいや。

【九合目 3,460m】 6:40
下りでちょっと無理したこともあって、じつはあのいやーな頭痛が出てしまっていました。
1時間ちょっととはいえ睡眠がとれたのはとてもラッキー。
すっと軽くなった体と頭、友人に調子を聞くと
「大丈夫、行こう」
すっかり夜も明け真っ青な空が広がる中、もう一度ここから頂上目指してスタートです。
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【九合五勺 3,600m】 7:40
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渋滞もなくなりすっかり登りやすくなった登山道。
一度手が届くところまで来た九合五勺までやってきました。
ここまで来ればあと少し。
一足先に頂上に到着して心配して下りてきてくれた義弟とここで合流。
申し訳ないのですが、彼にはもう一回頂上を味わってもらうことにしましょう(それにしてもすごい体力、感心)。
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頂上はもうすぐそこ、がんばれ。

【頂上 3,700m】 8:35
途中1度の休憩をはさみ、しだいに頂上の鳥居が大きくなってきます。
あと2つ曲がれば、あと10段上がれば... そしていよいよ...
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今年も無事山頂まで来ることができました。
先行した6人もすでに頂上まで来ていて、これで10人全員登頂成功。
すばらしい。

昨年は鳥居をくぐってからの記憶がどこか曖昧なほど疲労困憊、頭痛激痛だったのですが、今年は途中休憩を
とってることもあり、すこしは余裕があります。
昨年出来なかった、頂上の郵便局から手紙(登頂証明書)を出したりしてのんびり頂上を味わいます。
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ただ、本当の頂上3,776m地点は今年も断念... そこまでの体力は残ってませんでした。
これからの長ーい帰り道のことを考えるとどうしてもね。
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それにしても頂上の太陽光線は強烈です。
夜が明けるまであんなに寒かったのに、今はちょっとした灼熱地獄。
日陰がほとんどないので、日焼け対策をしていないとあっという間に真っ黒焦げです。
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そう、これくらいで正解。

【下山開始】 11:30
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いよいよ帰り道。
昨年はまさに「修行」の一言でしたが、今回選択した下山道御殿場ルートは適度に山小屋などの目標が点在していて、
思ったよりは歩きやすいルートでした。
もちろん、体調がまともなのがいちばんの理由だと思いますけどね。
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眼下に広がる景色を眺める余裕もあり。
下のほうに見える赤い土肌の山が宝永山。
あそこをぐるっと回り込んで登ってきた富士宮ルートに出るといよいよゴール。
近そうなんだけどなぁ、これが遠いんだ...

この日は「富士登山駅伝」が行われていました。
このイベント、なんと標高500mちょっとのところから6人で頂上まで上がり、また同じメンバーで下まで降りる
という、超鉄人達の駅伝レース。
標高差3,200m、それを往復してなんと4時間弱で走りきってしまうそうで... 想像できません。
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そんなランナーたちに「がんばれー」の声援をかけながら、いやいや自分たちもがんばらないと下まで着きませんよ...

【七合目 3,000m】 13:40
休憩を挟みながら歩くこと約2時間、登りの渋滞が嘘のようにここ御殿場ルートはすいています。
今年は昨年の経験を生かして2本ストックを持っていったのですが、これが大正解。
特に下りはものすごく楽になった気がします。
これから登る方、伸縮式でスプリングの入ったストックを、ぜひ2本ご用意あれ。
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七合目から下はちょっとしたおたのしみ「大砂走り」。
ふかふかの砂地を(元気があれば)一歩3mくらいの勢いで下りることができます。
どことなくスキーみたいな感覚(耳もツンとするし)。
ウソってくらいあっという間に下れるので、ちょっと得した気分になれます。
ただ砂埃が半端ではないので、靴の上にかぶせるスパッツ、サングラス、マスクは必須。
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これまで下に見えていた雲の高さまで下りてきました。

【宝永山 2,600m】 14:00
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ここまでくればゴールの新五号目まであとすこし... のはずがさすがにしんどくなってきました。
相変わらず足もとがやわらかく、勢いをつけて下りられるのに助けられています。
それにしてもこのルート(御殿場ルート - 宝永山 - 富士宮ルート)は景色の変化に富んでいて、昨年に比べると
ずっと退屈せずに歩けます。
体調がいいから? それとも慣れ? もちろんここまでほとんど寝ずに歩いているわけでしんどくないはずが
ないのですが、それでもなんとかきちんと歩けています。
さすがに鼻歌までは出ませんが、そろそろゴールだねぇと振り返るくらいの余裕がありました。

【富士宮口新五合目 2,400m】 15:40
いやはや、宝永山からが意外と長かった...
まだかまだかと思っていると、やっと行きにも見た風景とぶつかりました。
登頂開始(20時)から約20時間、10名全員怪我もなく無事ゴールに到着。
長かったようなあっという間のような、去年も感じた不思議な気持ち。
夕方から夜、夜から朝、そしてまた夕方... 丸一日24時間、富士山の懐で過ごしたことになります。

登りはじめる前はまたどんな苦行が待っているのかと不安でいっぱいでしたが、2回目の富士登山は違うルート、
違う仲間に恵まれ、また新しい思い出を刻んでくれました。
そして、今回強く思ったのは「女性は強い!」
下り道、バテ気味なヘロヘロ男性陣を傍目に、自分のペースでしっかりと歩く女性陣に少々ビックリ。
「たのしい富士登山でした!」と笑顔で去っていくその姿が、とてもまぶしかったです。

心配していた頭痛も今年はほとんど顔を見せず、登山直後こそふくらはぎのあたりがパンパンでしたが、翌日
からも普通に活動することが出来ました。
まずルートが去年より楽だったこと、2度目ということでなんとなくペース配分がつかめていたこと。
帰り道への覚悟ができていたこと、そして10名という大パーティーがとても楽しかったこと。

惜しむらくは本当の頂上3,776mが制覇できなかったこと? あちゃーまた喉元過ぎればだよ...

by alfa_driver1972 | 2008-08-08 23:47 | 富士山登山 | Comments(12)
2008年 08月 07日
2度あることは... 富士山登山記2008 - 1
「思い出は美化される」
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」

人は愚かな生き物なのか、学習能力というものはないのか。
去年あれだけ苦しい思いをしたというのに、まさかまたチャレンジすることになろうとは...

「富士山に 登らない馬鹿 二度登る馬鹿」

やっと普通の日本人になれたかと思いきや、また逆戻りです。
いや、前進であると思いたいけど...

と、ウダウダな書き出しで始まりましたが、今年も行ってきました富士登山。
去年の登山記を読んでくれた義弟(山口県在住)が「ぜひ自分も登ってみたいッス」。
「お、おう、まかせとけ」、と安請け合いしたのが間違いの元。
なんでも今年は去年の2倍の人が富士山を訪れているとか。
ルートはどうする? 駐車場は大丈夫? そもそもオレ大丈夫?
知っているだけに不安になるというか、考えると辛さがよみがえってくるというか...
ここは頼りになる友人を巻き添えにしようと、去年もご一緒したプリンPaPaさんに助けを求めます。
そうして、なんだかんだで集まったのは、男性5名女性5名、計10名の大パーティー。
経験者7名、初体験3名、なかなか心強いではありませんか。

8月2日土曜日、駐車場渋滞を避けるために早めの出発、午後6時には富士宮口新五合目(2,400m)に集合。
天候は晴れ、下界の暑さはどこへやらの肌寒いくらいの夕暮れ。
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すでに下山して来た人、これから登る人、展望台での表情は好対照。
ちょっと動くだけで息が上がり、空気の薄さを感じます。

1時間ほど準備をしながらゆっくり体を慣らし、午後8時、いよいよ登頂開始。
去年の河口湖ルート(登り7.5km)よりは短めの富士宮ルート(登り5.0km)、去年より4時間早いスタート。
前回は間に合わなかった「頂上ご来光」を見越してのスケジュール、さて今年はどうなりますか...

【六合目 2,500m】 20:30
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標高に体を慣らすためにゆーっくり歩くこと30分、6合目に到着。
河口湖ルートはなだらかな登山道でしたが、こちらはしょっぱなからけっこうな傾斜。
そう、歩く距離が短いということは斜度はキツイということなんですね...
ただ、足腰にはたしかにこたえますが一歩で標高を稼げる分モチベーション的にはラクな感じもします。
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しっかり焼印を押してもらって、さて出発。

【新七合目 2,780m】 21:45
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約1時間で7合目。
富士宮ルートは河口湖ルートより山小屋の数は少ないものの、ある程度規則的に建てられているので目標と
するにはかえって好都合。
岩がごろごろで傾斜もきついのですが、まだ比較的標高が低いこともあってそんなに疲れも感じません。
ただ油断は禁物... 去年の「高山病」の辛さだけは二度とゴメンと、意識的に深い呼吸を心がけます。
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暗くてなんのこっちゃな写真ですが、光の列が登山者の列。
このあたりから「人渋滞」がちょっとひどくなってきます。
これもかえってペースを落とせると思えば好都合だったのかもしれません。

【元祖七合目 3,010m】 22:45
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また七合目かいとがっくりきます... そう、富士山はやたら「元祖」とか「新」とかが多いのです。
ついに標高も3,000mを越え、すこし長めの休憩をとります。
頭痛が出てくるならこの辺からかなと覚悟していたのですが、うっすらと痛むもののまだまだ軽微。
酸素缶を吸って大きく深呼吸... よし大丈夫。

それにしても登山道は国際色豊か。
英語、韓国語、中国語、ブラジル語にスペイン語(たぶん)。
びっくりするくらい軽装の女の子とか、やたら明るい団体さんなどなど。
あと国籍に関係なく若い女性がとっても多い。
富士山登山、ブーム到来中?

【八合目 3,250m】 0:00
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こうやって書き出してみると、ちょうど1時間で1合登ってますね。
ここまで早すぎず遅すぎずのなかなかいいペース、各人自分の調子に合わせて特に無理もない感じ。
足場の悪さもそんなには気になりません。
日付も変わって冷え込みが強くなってきました。
長袖Tシャツ+αの軽装にさらにもう一枚厚手のジャケットを羽織ります。

【九合目 3,460m】 1:25
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ここまで思いのほかいい調子。
空気の薄さゆえ、数歩歩いては深呼吸のスローペースではありますが、頭痛もほぼなく、足もまだまだ平気。
河口湖ルートよりもたしかに楽かもしれないなぁ... 2度目の余裕もあるか?
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てなわけでしっかりお腹も空くのです。
こんなにおいしいカップラーメン食べたことないかも... あたたかさが心底染みます。

この先、九合五勺の最後の山小屋を越えるといよいよ頂上。
ご来光渋滞はますますひどくなっていて、1歩進むのに時間がかかる状態ではありますが、夜明けまでは
まだ3時間近く残っています。
これは頂上ご来光がいよいよ見えてきたか? 
はやる気持ちを抑えて、いや、そもそもこれ以上ペースアップなんて体力的に無理なのですが、残り300m
いざスタートです。

一段と狭くなる登山道、渋滞に巻き込まれながらスローペースで歩を進めていきます。
1時間弱歩いたでしょうか、上を見上げると白い壁が見えてきました。
あれが九合五勺だな... おーいあと少しだよー、と一緒に登ってきた友人に声をかけようと後ろを振り返ると...

「ゴメン、ちょっと気分が悪い」

急にがっくりと崩れてしまいました。
ルートからすこし外れたところに避難し、リュックを降ろして休みます。
おそらく気温は軽く一桁、動きを止めると夜風の冷たさがもろに体を直撃します。
そのまましばらく様子を見ますが、吐き気と寒気が収まらない様子。
その場にいたのは4名、自分を含めた残り3名は比較的元気、このまま頂上まで行くことも十分可能。
しかし友人をここに置いていくわけにはもちろんいかないし...

ここまで順調だった富士山登山に急激に暗雲が... さていったいどうなる?
と、安っぽいドラマのようですが続きはまた次回。

(その2はこちら

by alfa_driver1972 | 2008-08-07 00:58 | 富士山登山 | Comments(10)