2010年 08月 25日
ナポリ風ピザもどき
ピッツァ(あえてピッツァ)それもナポリピッツァは竃を備えたピッツェリアで供されるもので、家で作るものではない。
なんて、日本人のくせにわかったような講釈をたれて、ナポリピッツァを食べるのは外(お店)と決めていたのですが、
いろんな方が作られている「手作りピザ」を見ていると、これがどれもとってもおいしそう。
生地から手作りで焼きたてをいただける、おまけに材料費なんてたかがしれてるし...
よし、と思い立ったある(給料日前の)日曜日、はじめてのピザ作りにチャレンジしてみました。

用意したもの

 ・普通の小麦粉 250g
 ・ドライイースト 5g
 ・塩 オリーブオイル 少々
 ・水 100-150cc
 ・トマト水煮 1缶
 ・モッツァレラチーズ 1袋
 ・バジル 1袋
 ・その他冷蔵庫の余りものたち

まずは生地作り。
小麦粉、ドライイースト、塩を混ぜて、水を徐々に加えひとかたまりになるようにこねます。
分量的にはちょっと水っぽくゆるい仕上がりで手にベトベトまとわりついてきますが、打粉をしながら負けずにこねます。
10分くらい練って表面にツヤが出てきたら、ボールに入れてラップをかぶせて約1時間(冬場は倍くらい?)放置。
およそ2倍くらいに膨らんだら、2-3等分に丸く分けて、軽くラップをかぶせて(くるんじゃダメ)30分。
これで生地はできあがり。
ちょっとゆるめの生地に悪戦苦闘しましたが、難しことは特にありません。

次にトマトソース、これは超簡単。
オリーブオイルを熱したフライパンにトマト缶をあけて、つぶしながら水気を飛ばすように炒め煮。
少しとろみが付いたら裏ごしして、ハイ完成。

今回一番難しかったのはここから、生地を丸く伸ばすところ。
くっつきやすく、薄く伸ばすとすぐ穴が開いてしまうので、フチを残しながら薄く丸く伸ばすのはなかなか大変。
しっかり打粉をひいて、中央部分を押し付けながら徐々に外に外に広げていくとうまくいくそうです(カミサン談)。
これは僕よりカミサンの方がはるかに上手でした。

ここまでくれば完成間近、丸く広がった生地にトマトソースをたっぷり塗って、バジルをちぎり、そのバジルの上に
モッツァレラをちょっと多いかなってくらい載せます。
こうするとバジルが焦げません。
オリーブオイルを薄く振って、250℃で十分余熱したオーブンに投入。
この「投入」も生地がくっついて難儀しますので、あらかじめ導線シミュレーションをしっかりと。

あとはそのまま約7分、オーブンに照らされるピザを見ながらワクワクドキドキします。
ピザ竃ほどの焦げ目は望みようもありませんが、モッツァレラがグツグツと、おいしそう。
最後に飾りバジルを載せて30秒ほど焼きあげると、完成!
ナポリ風ピザもどき_c0053091_0535327.jpg
食欲を刺激するいい香り。
好きなだけモッツァレラを載せられるのは家ピザならでは。
ナポリ風ピザもどき_c0053091_0535236.jpg
今回は都合3枚焼いたのですが、実はこの写真は3枚目。
1枚目も同じくマルゲリータだったのですが、これは見た目も味もまったくいまひとつで、やっぱ家で作るピザはこんなものかと、
ちょっとガッカリ。
しかし、カミサンが成形して好きなだけモッツァレラを載せたこの3枚目は、味だけなら十分お客さまにお出しできるレベル。
モッチモチの、というところまではさすがにいきませんが、フレッシュないいお味でした。
その大きな要因はたっぷりのモッツァレラチーズとバジルの風味であることは否定しませんが... いいんです、それでも。
ナポリ風ピザもどき_c0053091_0535261.jpg
こちらは2枚目の残り物ピザ。
普通のとろけるチーズですが、これはこれでまたアリ。
なにせシンプルこの上ない土台のトマトソースがとってもおいしくて、ピザ屋のトマトソースってこんなに簡単なもんなんだと、
ちょっと上から目線。

次回のために、さらなる改善点としては、

 ・ピザ用の小麦粉(っていうのがあるらしい)を使ってみよう
 ・生イーストを使ってみよう(ドライイーストはちょっとニオイがきつい)
 ・生地の塩はちょっと強めに
 ・生地を伸ばすときはフラットで広い台の上で(皿の上でやるとオーブンに移しづらい)
 ・モッツァレラチーズとバジルはケチらず

家ピザアリです、十分ナポリの風を感じられます。
ぜひお試しアレ。

by alfa_driver1972 | 2010-08-25 20:00 | 一食入魂


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