2006年 10月 04日
Road to Hawaii ~Flying!
寝る前に貼った湿布(ABCストアで売ってました)のおかげか、100マイル走った翌日は筋肉痛も最小限。
思いのほか体が動きます。
今日は朝からイイお天気、よ~し遊ぶぞ~!

またまたABCストアで買い込んだシュノーケルセットとゴザ、飲み物にフルーツを持ってホテル目の前のビーチへ。
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カミサンは木陰でウトウト...
僕はアグレッシブに(?)ボディーボードなんぞをレンタルして立ち向かう波に挑戦... 惨敗しました。
(ボディーボードってけっこう難しいですね)

お昼過ぎに部屋に戻って、次はナニするかなぁ。
せっかくだからハワイでしかできないことを... ねえねえやっぱコレ乗りたんだけど、ダメ?
ガイドブックのあるページを指差しながらカミサンを説得開始...

...しばし格闘...

今回はツイてないんだからと大反対されましたが、無理くり押し切り勝ち。
だって日本じゃぜったい乗れないもん。

で、その乗り物とは...
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セスナ(正確にはPiper機)です。
え? これくらいだったら日本でも乗れるだろって?
いやいや、違うんですよ... 座る席が。
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コックピットの「レフトシート」、なんと機長用の座席に座るのです。

そう、ここ「ワシン・エア」ではセスナの体験操縦をさせてもらえるんです。
普通「体験操縦」というと、教官が離陸させた飛行機で上空でちょっとだけ操縦代わって... と思うでしょ?
ここでは違うんです。
エンジンスタートからタキシング(地上滑走)、離陸、飛行、そしてなんと着陸まで、全部をやらせて
もらえるのです。
もちろん横にはベテラン教官が座って、操縦の指示、管制とのやりとりなどはやってくれるのですが、
アシストは必要最低限。
実際体験してわかりましたが、よほど危なくない限りホントに手出しをせずただ見守っていてくれます。
(ただ足元のラダーペダル操作は教官がやってくれていたようです)

約15分程度の簡単な地上レクチャーを受けたあと、教官の愛情たっぷりのユーモアにビビらされて半泣き
状態のカミサンがリアシートへ、教官がコパイ用のライトシート、そして僕は機長用のレフトシートへ
乗り込みます。
ヘッドセットをつけると教官とカミサンの声、そして管制塔との無線のやり取りが聞こえてきます。
(早口の英語でナニ言ってるのかさっぱりワカラン)
車のものと同じようなキーを挿し、右へひねると... ブルッ、ブル~ンとエンジン始動、目の前のプロペラが
回り始めます。
スロットルレバーを上げてタキシングスタート。

そうそう、ここは「ホノルル国際空港」、僕たちが降りたのと同じでっかい滑走路に小さいセスナで進入します。
教官が管制塔に離陸許可を取って... "Ok!" のサイン、ついに離陸です。

スロットルレバーを目一杯押し込んでエンジン全開、高鳴るプロペラの音、目線はスピードメーターに。
針が60ノット(約108km/h)を指したところで操縦桿をグッと手前に引きます。
機首が上がって、ちょっとだけフワッとしたと思うと... お~、もう飛んでる~、すげ~!

動画1 Take Off!

この日は大気が安定していたため、エンジンの音はうるさいもののほとんど振動は感じません。
操縦桿を通じて、翼が空気を切る感触が伝わってきます。
高度1500フィート(約450m)、100ノット(約180km/h)の速度で、ワイキキに向かってのびるH1フリーウエイ
に沿って、ダイアモンドヘッドを目指します。
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(当然ですがカミサン撮影)

一度洋上に出た後、雲をかすめるように左旋回。
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イイ感じで操縦してますね~(自画自賛)。
この頃にはすこしだけ感覚がつかめてきて、ちょっとだけ余裕も出てきてます。
水平飛行中はあっちキョロキョロ、こっちキョロキョロ。
昨日はここを自転車で走っていたんだね~と思うと、なかなか感慨深いモノがあります。

動画2 ハナウマ湾上空

ハナウマ湾からパールハーバー上空を回ると、30分の飛行時間もそろそろ終盤。
いよいよ最大の難関「着陸」に挑みます。
スロットルを1/3くらいまで戻して高度を下げていき、滑走路を見ながらグーっと左旋回。
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すると "4L" 、滑走路エンドの白いペイントが真正面に見えてきて、最終の進入開始。
アイドルまでエンジンを絞ると、感覚的にはそうとうゆっくりと地上が近づいてきます。

動画3 Touch Down!

エンドを越えてもう地面までまもなく... 指示に従って操縦桿を引いて... 「ドンッ」。
ふ~、無事着陸です。
このときばかりはさすがに教官もすこし手出しをしてくれたようです。
でないと、きっと横向きに着陸してたと思います、難しかった...

最初はイヤがっていたカミサンも、途中からは遊覧飛行を楽しめたようです。
基本的にノリモノ好きですからね。
上空から見るコーラルブルーもステキだったでしょ?

じつは僕の子どもの頃の夢は「パイロット」。
自衛隊のイベントなどでシミュレーターに乗ったことはありましたが、リアルな「フライト」はもちろん
はじめての経験。
いい思い出になりました。

by alfa_driver1972 | 2006-10-04 22:30 | foto+diary


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