2007年 08月 09日
さて、ここまでの記事を見てウズウズしているあなた(いるのか?)に送る、富士山登山のための備忘録。 いつかの自分のためでもありますが。 ・荷物はシンプルに十分に 万が一に備えて十分な装備を用意するのは大前提ですが、重たい荷物はボディーブローのようにキいてきます。 必要最低限なモノをできるだけ軽くパッキングするようにしましょう。 以下、必要なものリスト なくちゃダメなもの ・登山靴(くるぶしまであるやつ。事前の履き慣らし必須) ・リュック(腰で固定できるものを。30Lくらいの容量が必要) ・雨具(今回は幸い出番なしでしたが絶対必要。軽くてしっかりしたものを) ・防寒具(夜明けの頂上付近は軽く温度一桁。フリースがオススメ。調整しやすいよう重ね着を) ・軍手(滑り止め付がよい。防寒にもなる) ・厚手の靴下(靴擦れ防止。擦れそうなところにはあらかじめ絆創膏を貼っておくとよい) ・頭に付けられるライト(手持ちは不可) ・タオル(なにかと使えます) ・食料(食欲があるとき用のおにぎり類とないとき用のゼリードリンクなど) ・飲料(500ml×2~3本程度。足りなければ山小屋で買うのも手(高いけど)) ・ビニール袋(大小各種。ゴミを入れたり濡れた服を入れたり) ・灰皿(喫煙者は必ず) ・薬類(絆創膏、頭痛薬、胃腸薬など) ・お金(千円札と百円玉多数) あったほうが吉なもの ・杖(疲労度がぜんぜん違う。伸縮式がよい) ・スパッツ(靴とズボンの裾の上にかぶせて砂が入らないようにするもの。下り道で必須) ・着替え(雨に備えて下着類中心。かさばるので厳選して) ・カメラ(せっかくですので。一眼は重かったけど) ・携帯電話(緊急連絡用。圏外では電源を切るべし(バッテリーの消耗が激しいので)) ・シート(休憩するときにひく。今回持っていかなくて後悔した) ・ウエットティッシュ(さっぱりします) ・日焼け止め(太陽光線強烈です) ・帽子 ・サングラス ・酸素缶(気休め以上の効果アリ) ・前日のコンディション作りが重要 実は当初の計画では「金曜日」深夜出発だったのですが、天候の関係で「土曜日」深夜出発に変更しました。 結果的にはこれが大正解。 前日の昼間はノンビリ過ごして、できれば昼寝でもしてコンディションを整えるのが吉です。 登り始めれば半日以上眠れませんからね...(山小屋宿泊プランであれば別ですが) ・スケジュールは天候最優先 雨が降らなくてもあれだけ大変なんだから、降った日には目も当てられません。 仲間内で複数の日程を調整しておいて、直前の天気予報次第で決行するのがよいと思います。 星空もご来光も見られない富士山なんて、イヤですもんね。 登らない勇気も必要です。 ・のんびりゆっくり登ろう 今回不幸にも高山病らしきものにやられてしまい、八合目から上では頭痛との闘いでした。 (もともと偏頭痛持ちなことも影響しています) これを防ぐには「標高に体をゆっくり馴染ませるべし」、とあります。 まず五合目でのんびり過ごし、登山のペースもゆっくりと。 ご来光渋滞を考慮に入れて、往路8~10時間くらいで計画を立てると良いと思います。 ・下りをあなどるなかれ 登り以上にしんどい下り道。 目標を見失いがちでモチベーション的にもツライものがあります。 はっきりいってどうにもできないんですが「下りは長いぞ」と最初から覚悟しておきましょう。 (ぜんぜんアドバイスになってない) ・体力より精神力 今回は女性2名を含む6名全員が無事登頂できました。 翌日以降の筋肉痛も思ったほどではなかったようです(さすがにもう大丈夫でしょう)。 距離や山道の難易度としては、決してハードルは高くないと思います。 ただ、そこは標高3000mを越える未知の世界。 おまけにどうしても「徹夜登山」となり、コンディションが良いとはいえません。 必ずつらくなる時間帯があります。 そんなときはゆっくり休憩をとったり、少しだけでも仮眠したり、リラックスするようにしましょう。 大丈夫、きっと登れます、下りられます。 ・以下ホントにメモランダム ・河口湖口からは往復13km、富士宮口からは8km ・登りの七合目から八合目は岩場 ・山頂のトイレはキレイ ・頭の痛みが偏頭痛とまったく同じだった。偏頭痛用のクスリを持っていこう ・下りの八合目から七合目はとんでもなく長い ・山頂の郵便局で登山証明書を発行してくれる(今回は逃した) ・せっかくだから記念撮影もたくさんしよう(いつものクセで景色ばっか) ・オススメサイト と、いくら素人が書くより役に立つサイトがたくさんあるので、参考にするべし。 (プリンPaPaさん情報Thx!) あっぱれ!富士登山(http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/) 後悔しない富士登山(http://3776.jp/) 富士登山に行こう!(http://fuji.yamaiko.com/) 富士登山をしてみたい(http://www.tozan.org/fuji/) Wikipedia(富士山で検索すべし)(http://ja.wikipedia.org/)
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| 2007-08-09 13:00
| 富士山登山
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