2007年 08月 29日
Hot Summer 8 hrs
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8月恒例の自転車イベントといえば... 筑波8時間耐久レース「夏の陣」。
2005、2006にひきつづき、今年で3回目の参加です。
日ごろの練習不足は忘れたことにして、いざ夫婦揃って真夏のアスファルト広場へ。

しかしまあ... このレースに参加するとつくづく自転車乗りってのは"M"だなぁと思います。
朝3時起きの6時集合、11時のレーススタート時にはすでに33℃オーバーの灼熱地獄。
我が足に自らムチを入れ、乳酸と心拍数を天秤にかけながらギアチェンジ。
ボーボーと風を切る音とゼイゼイと苦しげな呼吸、レッドゾーンの心臓の鼓動。
目標にしている平均速度を割り込まないように、約10kmのスプリント... もがけー。

ね、暑苦しいでしょ? なにもしなくても暑いのに。
なのにこのレースはなぜかいつも大人気。
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今回も300チーム、1,500人を超える老若男女のドM... いやいや、自転車好きのみなさまが集まったのでした。
下は小学生低学年の、未来のツール候補生もいたりして(すごく速いの)、緊張感の中にもどこかわきあい合い
とした雰囲気もありつつ。

まずは「たのしむ」、そして自分と「たたかう」。
最大の目標は「レース後のビールをおいしく飲む!」、これです。

今回我々は5名+6名の2チームで参加。
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奥にも同じオレンジ色のジャージが見えますね。
ホームストレートをはさむように、スタートポジションに並びます。
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太極拳で精神集中... ではなくてストレッチ中の新戦力bobさん。
今回もその「弾丸っぷり」をいかんなく発揮されてました。
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集団は「つく」ものではなくあくまでも「引く」ものだそうです... マネできません、ってかしたくありません。

11時にスタートしたレース、午後になって気温もグングン上昇。
この日の最高気温33℃、直射日光の照りつけるコース上はおそらく40℃超。
走っているときは不思議と暑さを感じないのですが、ピットに帰ってくると汗がノンストップでしたたり落ちます。
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さすがにみなさん、ちょっと表情が苦しそう。
けど参加当初の頃からくらべると、各自が各自なりのレベルアップをしていて、チーム全体のラップタイムは
見違えるほど。
春夏あわせるとかれこれ10回近くの参加、さすがにみなさん慣れてきましたね。
けどこのワクワクドキドキした心地よい緊張感はあいかわらずです。

私自身は、今回は5+5+4+6+2の合計22周、44kmちょっと走った計算。
すこし疲れが見えてきた、夕方にさしかかる6周のときの出来事。

集団の中ほどにいた(ラクしていた)ときのこと。
「誰か行ける人、前に出てー!」の掛け声に答えてフンと一踏み、集団の頭に立つと後方から「ありがとー」。
サッと手を上げてちょっといい気分... は2分くらいしか続かず、すぐに「スンマセン、誰か替わってくらはい」の
ヘルプサイン... あー情けなし。
はじめての先頭交代「らしき」ものは、わずか1周しかもたず、おまけに残り数周は完全に体力売り切れ。
いかんなぁ練習不足だなぁ... これから秋に向けてもっと走り込まなければと決意を新たにしたのでした。
毎回新たにしてるんですけど...
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19時のゴールに向かって日も傾いてきました。
刺すような陽射しもやわらぎ、すこし涼しい風がコースを吹き抜けはじめます。
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ラスト30分はピットロードがクローズされ、ライダー交代ができなくなります。
各チーム最後のピットインを済ませ、「エース」がオレンジ色のコースを駆け抜けていきます。
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ピットロードからの声援にこたえるように、どのライダーも飛ばしに飛ばす30分。

そして午後7時、いつ見てもちょっと感動してしまうゴール、つづいてウイニングラン。
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至近距離で打ちあがる花火の中、ライダーが手を振りながら帰ってきます。

長いような短いような真夏の8時間、これにておしまい。
あれだけ暑いのにあれだけしんどいのに、やっぱりまた来年も参加することでしょう...

そしてレースのあとはチームの皆さんと宴会へなだれ込み、あの1杯目のビールの旨さは筆舌に尽くしがたく...
これだからやっぱりやめられない。

P.S.
暑い中駆けつけてくれたwhitewildさん、FOXさん、応援&撮影ありがとうございました!
お二人のレポートはこちらから

 Unforgettable Days " 8hrs endurance. "(http://alaskav50.exblog.jp/6219628/)
 LiFE " Return Of The Roadie "(http://whitewild.seesaa.net/article/53064278.html)

 

by alfa_driver1972 | 2007-08-29 00:12 | Bicycle


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