2008年 03月 23日
デジカメの価値 - PIE 2008
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年に一度の写真の祭典「フォトイメージングエキスポ」に行ってきました。
なんだかんだで3回目、よく行ってるなぁ。

上の写真はCanonブース、" EOS Kiss X2 "のテストシューティングコーナーにて(自分のK10Dで...)。
カンペキなスタジオライティングとキレイなモデルさんで、自分の腕があがったのかと勘違いしてしまいます。
(こーいうのがあるからPIEはやめられない)

で、しっかりEOS Kiss X2を試してきたわけですが、もう目からウロコ。
ファインダーはクリアだしAFはサクサクだしシャッターレスポンスもとても軽快。
レンズは55-250mm F4-5.6とたいしたことないものが付いていたのですが、手ブレ補正(IS)もバッチリ。
レンズ側補正なのでファインダー像も安定してて、こりゃ撮りやすいなぁと。
撮影後のプレビューを見る液晶もK10Dよりはるかにわかりやすい。
そしてトドメがそこに写し出された画像のキレイなこと... 賛否両論のDIGIC画像ですが、今やNikonでさえ
「塗り絵」方向に行ってることを考えると、もうこれは十分説得力があるというか、一日の長があるなと思わざるを
得ないのでした。

New Kissよくできてます。
いかにいつものK10Dがモッサリしてるのかハッキリわかってしまって、ちょっと... いやかなりショック。
NikonブースでD300もいじり倒してきたのですが、こちらも当然ですがよくできたカメラ。
メーカー格差というか、基礎体力の差って想像以上に大きいなぁと、うな垂れるしかないのでした...

いや、それでもK10Dの懐の深い感じが好きとか、隙のあるくらいがカワイイとか言い出すと、クルマの話
繰り返しか? となるわけですが、ことデジタルカメラに関していえば、私はすっぱりと「性能第一主義」。
クルマはクルマそのものを楽しめますが、カメラ、特にデジタルカメラはいい写真を撮るためのツールに過ぎません。
遅いパソコンなんてイヤでしょ? そこは案外クールな思考(嗜好)回路。

K10Dの画はキライじゃないのですが、カメラとしての基本性能、シャッター周りとかAF、AE、AWBなど、
これはもう太刀打ちできるレベルじゃないかも。
よくカメラ雑誌でK10Dを評して「静物や風景をじっくり撮るのに最適」などど書かれていますが、裏を返せば
動体を撮るにはまったく性能不足ってことなんですなぁ...

正直なところ、レンズ資産さえなければメーカー乗換えを真剣に考えてしまいたいところです。
なんせCanonの「エントリー」モデルでこれですからね、ちょっとイヤになってしまいました。
LXからかれこれ30年近くPENTAXと付き合っていますが、デジカメ100%の今のカメラ趣味において
ここに留まっている理由はあるのか... 焦る必要はないけど真剣に考えてみようかしらん...



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PENTAX K10D + Voigtlander COLOR-HELIAR 75mm F2.5 SL + AF280T

K10DにMFレンズでも、まあ撮れないわけではないのです。
けど、おそらく他のデジタルカメラにそこそこのAFレンズを付ければ、もっといい写真がもっと楽に、もっと高い
歩留まりで撮れるはず。

「機材なんて関係ない、写真は腕だ」、ある部分ではこの論も認めます。
だけど、「記録」の延長線上にある写真=デジタル画像では、機材の進化に恩恵を受ける部分がはるかに大きい。
デジカメはやっぱりただのツールに過ぎないのか... 一度出した結論なのにすこし寂しさを感じるのも事実。
趣味でやってるんだからさぁ... と思わなくもないしなぁ...

などなどなど... なんかイカンな、ハナシが小うるさくて。
最近どーも写真がスランプ気味、というかK10Dにいまだ馴染みきれていなくて、思考がネガティブな方向に
いってしまいます。
みなさまにおかれましては、何枚目のオネーサンがキレー、とたのしんでいただければ撮影者冥利に尽きますデス...

by alfa_driver1972 | 2008-03-23 23:30 | PENTAX K10D


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